6月6日と言えば、何の日を想像しますか?
楽器の日・邦楽の日・かえるの日「ケロ(6)ケロ(6)」など世間一般ではこういった記念日が挙げられます。
ですが、日本酒業界では「新政の日」として特に新政愛好家に人は有名な日となっています。
それは、秋田県にある新政酒造さんが蔵で発祥した「6号酵母」にちなんで、
という記念日に合わせた日本酒を限定発売するためです。
ここでは、
「No.6 A-typeって何?」
「どうやって購入するの?」
などについて、まとめてゆきたいと思います。
新政酒造さんのNo.6(ナンバーシックス)は、6号酵母を使用して醸された火入れをしていない「生酒」で定番商品には3種類が存在します。
これらの違いは、使用している酒米と精米歩合による違いになります。
そして、この3種類以外に「〇-type」と名前の付くNo.6が存在します。
それらは全て「限定品」となり、発売時期や場所が決められていたり1回限りの発売といったものもあるスペシャルな商品です。
これまでに発売されたものには下記のNo.6が存在します。
そして、毎年3ヶ月連続で発売される「新政特別頒布会」で発売されたものもあります。
ちょっと待って!
もしかしたら抜けているものもあるかもしれませんが、見返してみると思ったより多いですね( ´ω` ; )
書きたかったのは「通常のNo.6とは違う、限定のNo.6が存在するよ(存在したよ)」ということです。
この中でも毎年発売されているのはクリスマス限定の「Xmas-type(クリスマスタイプ)」のみとなり、その他は在庫限りでもう飲めないNo.6がほとんどとなります。
\No.6クリスマスタイプはこちら/
A-type(エータイプ)とは「新政タイプ」の略で、6月6日の「六號酵母の日」を記念して醸されたこの日だけに発売されるNo.6となります。
そのため、
という蔵元である佐藤祐輔さんの想いのこもった作品となります。
そして、A-typeが初めて発売されたのは「2018年」でした。
毎年内容が異なるとのことですが、実は「2020年は発売見送り」「2021年は十周年記念酒として発売」と2022年含め「3回のみ」発売されたお酒となります。
最初は「真っ赤なボトル」が目印のNo.6でした。
わたしは購入したことが無いため、新政酒造の佐藤祐輔社長のツイートを引用させていただきます。
今年もNo.6 A-typeは6/6に発売いたします! やっと瓶が届きました! pic.twitter.com/knW0jMVbm1
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) March 9, 2019
初のエータイプのスペックは下記の通りです。
2年目のエータイプのスペックは下記の通りです。
発売見送りのためなし
A-typeとしての発売ではなく、No.6十周年記念酒の1本「上国料勇type」(かみこくりょういさむタイプ)として発売されました。
上国料勇タイプのスペックは下記の通りです。
\No.6 上国料勇typeの詳細はこちら/
3度目の発売となったA-typeですが、赤いボトルが一新され下記のボトルへと変更となりました。
A-type も出荷も完了!毎年内容が違うのですが、今年はX-Typeと同じ45%磨きにしてみました。火入れに比べ、酵素が残存しているため、酒質が変わりやすい生酒ですが、このA-typeは6/6に合わせた仕上げ方をしています。6/6の乾杯用にお使いただけると良いかと思います、よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/YPVAPQK0Ev
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) June 4, 2022
また、当初は「6月6日にちなんで、精米歩合も66%」と言われていましたがこちらも変更となり2022年は「X-typeと同じ磨き」になっています。
そのため、価格も1回・2回とは異なりX-type(3280円/税込)に近い価格となっています。
スペックは下記の通りです。
どんな味わいなのか?とっても気になる内容となっています。
実はわたくし、A-typeの存在を知ったのは2020年となります。
「この赤いボトルのNo.6とは…?」
と調べてみて「6月6日に発売される限定酒」があるということをその時に初めて知りました。
そして2020年は販売されず、2021年は上国料勇タイプとして発売。
そのため、A-typeはこれまでに飲んだことはありませんし、購入したことも無い日本酒となります。
つまり【買い方の分からないお酒】の1本でした。
新政酒造さんの日本酒は「簡単に手に入れることのできない入手困難なお酒」としても知られていますよね。
そこで、独自に調査をしてみると解かったことがありましたので書いてゆきたいと思います。
まず、通常のNo.6同様に「店頭に並ぶことはほぼない」お酒です。
また、各特約店さんへの「入荷本数が少なく、飲食店さんメイン」のお酒となります。
そのため、個人で買う場合は「その酒販店さんとの信頼関係がどれだけあるか、ないか」にて買える・買えないが大きく左右されます。
つまり、飛び入りで買えることはほぼないお酒です。
もし予約出来るひとが居たのであれば、それは「予約できるだけの信頼関係が築けている人」なのではと思います。
そして、販売方法は酒販店さんにゆだねられていますので、各特約店さんの対応は異なり「転売対策」を意識した販売方法が取られます。
6月6日に発売!ということで、6月に入ってから数店舗の特約店さんに実際に足を運びほかの日本酒を購入がてらに聞いてみました。
どこのお店も常連ではありませんが、何度か足を運んでいる酒販店さんです。
\(^o^)/オワタ
えっと、無理です。
当日の購入方法を聞きたいだけだったのですが、わたしが聞いてみた特約店さんはみな購入できる可能性すら無く「無理」でした。
6月6日当日も「特約店さんの開店前に並んでみる」といったことも考えていましたが、怖くてやめてしまいました。
今回「こんなにも買えないお酒なんだな…」ということを身をもって体感したため、抽選販売をしてくれる特約店さんが「神」に思えてきました。
だって、チャンスをくださってる!
6月6日の新政の日にA-typeを飲むことは出来ませんが、抽選に参加するのもありだと思います。
ということで、現在までに抽選販売を行っている酒販店さんを紹介したいと思います。
わたしも申し込みをし抽選にハズレてしまいましたが、6/3ごろまで抽選を受け付けていました。
Colors(カラーズ)やPRIVETE LA(プライベートラボ)は店頭に並ぶこともあるとのことですが、わたしはまだ出逢ったことはありません。
ですが、新政酒造さんの日本酒以外にも全国の銘酒が揃っている酒販店さんです。
十四代や而今の抽選も行っていますので、ぜひ一度は訪れてみることをお勧めします。
埼玉県川越市にある地酒のマツザキさん「4店舗合同イベント」として抽選を受け付けています。
電話での問い合わせは受け付けていないとのことですので、まずは店舗へ足を運んでみてください。
【店頭イベント ご案内】
明日6月6日より抽選販売を行います!
全店合同でのイベントとなります。詳細は店頭の掲示をご確認ください。皆様のご来店お待ちしております!※お電話等でのお問い合わせはご遠慮下さい。 pic.twitter.com/VCbZIsSRla— 地酒のマツザキ 川越新宿店 (@matsu1887) June 5, 2022
北海道旭川市にある土井商店さん。
受付は終了してしまいましたが、下記の条件に当てはまる人であれば申し込みが可能でした。
どんな内容だったのか?詳細は下記の公式ページにて確認が可能です。
【抽選販売】6月6日発売『新政 No.6 A-type 2021』
https://sake-doi.com/doisyouten/infomation/aramasa-no6-atype2021/
抽選販売は、6月6日の発売日以降にも行う特約店さんもある場合がありますので、また何か見つけましたら【追記】をしてゆきたいと思います。
日頃から特約店さんに通うことで「ポイント」を貯め、その貯めたポイントで希少な日本酒の購入が出来る…といった酒販店さんは実は結構あります。
店舗に通う必要がありますが、コツコツと貯めたポイントで欲しかったお酒を購入できるのはとっても嬉しいですよね。
すでにもう完売をしてしまっていますが、No.6のA-typeをポイントにて購入できる酒販店さんがありましたので記録として残しておきたいと思います。
近ければ通い詰めたかったです( つω;` )シクシク…
お近くの方は来年のために(同じ販売方法になるかは分かりませんが)貯めてみるのも良いかもしれません。
わたしはもう諦めたA-typeですが、買えないのならば飲みに行けばいいじゃない!
ということで、A-typeが飲めるお店を記載しておきます。
ちなみに、無くなり次第終了ですのでお早めに…
また、各SNSにて「新政 A-type」といった検索をすると提供している飲食店さんをヒットさせることも可能です。
「飲みたいよ~」
というあなたはぜひSNS内で検索をして、お近くの飲食店さんに行ってみてくださいね。
わたしも今回のNo.6 A-typeはどう頑張っても購入することが出来なかったため飲食店さんで飲んで来ました。
その味わいはどうだったのか?
気になったあなた下記の記事をご一緒にご覧ください。
\横浜の寿司処かぐらさんで2回目のひとり呑み/
画像引用:https://j-s-p.or.jp/article/jizake/aramasa_kaeru_a-type_utage-1177
6月6日より発売となったA-typeですが、そのA-typeの良質な部分をそのまま瓶に詰めたダイレクトパス(直汲)バージョンも存在します。
ですがこちらは
されすでに販売が終了となっています。
ちなみに、UTAGEで販売される人気な酒蔵さんのお酒は瞬殺でわたしは毎回カートに繋がることなく買えずに終わり、こちらのお酒も購入することができませんでした。
蔵元団体によるJ.S.P(ジャパンサケショウチュウプラットフォーム)の運営するUTAGE(ウタゲ)ではこういったスペシャルな日本酒が毎週発売されています。
毎週木曜日、20時よりYouTubeにてライブ配信後、21時より限定酒の販売がスタートします。
「まだ見たことが無い!」
「どんな日本酒が買えるのか気になる!」
といったあなたはぜひ一度覗いてみてくださいね。
UTAGE(ウタゲ)今週の日本酒は…!
https://utage.j-s-p.or.jp/
新政酒造さんの日本酒で、
については「意外と買える」種類があります。
※種類によっては中々買えないものもあります。
ですが
については「飲食店さん優先で、個人ではほぼ買えない」というお酒になっています。
購入する1番の近道は、特約店さんとの信頼関係を築くことが大切なため
というのが必須になってくるのでは無いかと思います。
それが無理な人は
というのが「飲める方法」になります。
あとは、新政を好きな人と仲良くなって「会」に参加させてもらうというのも一つの方法になり「日本酒仲間」を作るのも楽しいかもしれません。
何よりもまずは、近くの特約店さんを知ることから初めてみてくださいね。
新政酒造/取り扱い酒販店さんはこちら(一部)
https://j-s-p.or.jp/kuramoto/aramasa
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