2023年の今年も「新政 特別頒布会」の季節がやって来ました。
今年も「5月末頃~7月末頃」までの3ヶ月間、月に1回ずつ2本セットのお酒が連続で発売され「計6本」の未発売なお酒を愉しむことができます。
新政頒布会で販売される日本酒は
となっており一般発売する前段階や途中経過、実験的内容など、いわゆる「やってみた」的な造りのお酒となっています。
そのため新政酒造さんのお酒の特色を理解し、それを一緒に楽しめる「玄人向け」のコレクション作品となります。
内容によっては「初めて新政を飲む!」という人には向かないものもあるかもしれません。
とは言えそのクオリティが高いのはもちろんのこと、毎年他の酒蔵さんでは無いような面白い発見のできる日本酒ということは間違いありません。
新政マニアには堪らない、毎年楽しみな頒布会となっています。
ここでは、
などについて、まとめてゆきたいと思います。
2023年の新政頒布会のテーマは「発泡タイプ」特集です。
6本全てのお酒が「スパーク」として楽しめる「Aramasa Spark collection」(新政 スパークコレクション)となっています。
新政酒造・8代目蔵元、佐藤祐輔さんのTwitterでは4月6日に最初のアナウンスがありました。
お知らせです。
今年もコツコツと頒布会の準備を進めておりました(ちなみに、ここ数年と同じく5-7月の頒布予定です)
今回は”Aramasa Spark Collection”と称しまして、全6種、オール「発泡タイプ」の特集にいたしました。
澱の量は様々で、ゼロからかなり濃いのまで、いろいろと用意いたしました。 pic.twitter.com/O6qBYTRNJK
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) April 6, 2023
この時は、頒布会用の箱の図面だけでの紹介でした。
ツイートのツリー(スレッド)では、これまでの頒布会の経緯と共に
といった
\今年の頒布会は凄い少なくなっちゃうのでは?/
という懸念を払拭してくれるような内容だったため、少し心を落ち着けることができました。
(毎年減っているという話をよく聞きます…)
そして、今年も5月~の発売とのことでこちらのお知らせを受けソワソワし始めた方も多かったかもしれません。
実は既に、5月分の新政頒布会のお酒の販売が秋田県内よりスタートしています。
頒布会のお酒は「いつ発売になるのか」特約店さんごとに異なりハッキリと明記されないため、SNSでの購入者さんの投稿が目安となります。
SNSを見ていると、5月25日に写真をUPされている方がいました。
「ついに来たか…」と。
関東での販売もそろそろスタートするのではないでしょうか?
(土日の受け取りとか多そうですね?)
わたしはまだ買えるかどうか分からない状態のため、気長に待ちたいと思います。
今年も買えることを願って( ´人` )
現在までに分かっている内容をまとめたいと思います。
5月25日より順次発売
みんな大好き!Colorsシリーズ(火入れ)のエクリュ(生成/Ecru)スパークリングバージョンです。
「Clear」(クリア)とのことですので、天蛙(あまがえる)10周年記念酒のように「オリを除去」したタイプかと思います。
エクリュのスパーク…なんだかいつものエクリュに特別感がプラスされて飲むのがドキドキしちゃいますね。
こちらはColorsシリーズ(火入れ)のコスモス(秋櫻/Cosmos)スパークリングバージョンです。
クリア表記などが無いため、澱(オリ)の量がどれくらい含まれているのか気になるところです。
佐藤祐輔さんのTwitterでは「ゼロからかなり濃いのまで、いろいろと用意いたしました」と記載があったため飲む時にどんなものか楽しみかと思います。
6月下旬より順次発売
Twitterの画像で、頒布会の箱の裏に記載されているものを読み取ると「No.6 X-type Spark」と書いてあるように見えます。
X-type Sparkは、いわゆる「No.6 Xmasタイプ」に当たるお酒かと思いますがどのような違いがあるのでしょうか?
2022年のXmasタイプは、これまで飲んだことのあるXmasタイプの中でも1番好き!と言っていいくらい美味しかったので違いがとっても気になります。
\No.6 X-mas type 2022はこちら/
出ました!2023年のNo.6 A-type(エータイプ)のスパークリングバージョンです。
A-typeとは「新政タイプ」のことで、新政酒造さんで発祥した6号酵母にちなみ毎年「6月6日」に飲むことを前提として醸される記念酒です。
今年もその姿のサンプルがお披露目されています。
本年度のNo.6 A-type の瓶サンプルが届きました。
こちらは通常バージョンと、頒布会に入るスパークリングバージョンがあります。なお、6/6-11に八重洲ミッドタウンで開かれるFermentopia2023では、
限定の直汲バージョンが楽しめます。お楽しみに! pic.twitter.com/OkE1H9qAju
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) April 28, 2023
昨年とは異なり「真っ赤なボトル」として帰ってきました。
No.6 A-typeは限定酒のため、こちらもまた入手困難なお酒となっています。
\6月6日は新政の日!/
ですが、2023年も「買えなくても飲める機会」が設けられています!
それが、新政酒造さん単独イベントの「Fermentopia2023」(ファーメントピア2023)です!
6月6日(火)~6月11日(日)の6日間・開催される日本酒イベントでNo.6 A-typeはもちろん、イベント限定酒やスペシャルなお酒を愉しむことができます。
なお、A-typeのスパークリングバージョンは「頒布会限定酒」ですがイベントのタイムテーブルを見ると6/10(土)の17時~19時の間に飲めるようです。
詳細は下記のイベント公式ページよりご確認ください。
6月下旬より順次発売
新政酒造さんの実験ラインのお酒「プライベートラボ」。
その中で白麹を使用した高酸味系の日本酒である、亜麻猫(あまねこ)スパークの「クリア」バージョンのお酒です。
クリアなので澱は0(ゼロ)となり、亜麻猫スパークが好きな人はぜひ飲んでみたい1本ですよね。
通常の亜麻猫スパークとはどう違うのか?味わいの違いが気になる1本です。
こちらもプライベートラボの1本。
玄米醸造を目的とし、低精白で醸されるお酒その名も涅槃亀(にるがめ)。
定番化された作品の精米歩合は88%~96%のものでしたが、2022年の頒布会で「99%」そして今年「100%」の涅槃亀を搾っています。
「涅槃亀がスパークに!?」
今回の頒布会の作品の中で1番の驚きかもしれません…。
どんな味わいとなっているのか、こちもとっても気になる1本です。
\新政頒布会2022の涅槃亀についてはこちら/
以上が現在までに分かっている、2023頒布会のお酒の内容となります。
毎年の記載となりますが、頒布会のお酒は通常のラインナップとは異なり「玄人向け」のお酒となっています。
2022年の頒布会では「缶入りのお粥のような日本酒」(食べる涅槃亀)といった作品も入っていました。
そのため特約販売店さんも
といった販売方法をとる傾向が見られます。
これはそもそもの製造数や特約店さんへの入荷本数が少ないということも理由になります。
ですが、
を行ってくださっている酒販店さんもあります。
わたしも毎年、「今年の新政頒布会は買えないかもしれない…」という状態のため抽選販売は出来るだけチェックをしています。
そのため、抽選などを行っている酒販店さんを見つけましたらこちらに随時追記をしてゆきたいと思います。
わたしが知る限りでは「予約受付中!」といった特約店さんはほぼないかと思います。
予約をできる…ということは「それだけ通ってお店の方としっかりと話の出来る間柄」であるということではないでしょうか。
頒布会のお酒は特に「初めて行ったお店でいきなり買うことが出来ない」お酒です。
特約店さんによっても、それなりの販売基準があるかと思います。
予約したいと思っているのであれば「来年の新政頒布会に向けて」購入方法の確認を直接取ってみるのが良いかと思います。
頒布会のお酒は「3ヶ月分をセットとし、1人の人に販売」…というのが基本となるかと思います。
ですが、特約店さんによって「1ヶ月ごとに抽選販売」を行っている場合もあります。
そういった違いがありますが、抽選販売の告知をしてくださっている酒販店さんを紹介します。
※条件をよく読んでお申込みください。
特約店さんによっては販売時期をずらして抽選をする場合もありますので、また何か情報を入手しましたら追記してゆきたいと思います。
新政頒布会のお酒を買うにはまず、近くの特約店さんを知る必要があります。
そして、実際に行ってみて「販売方法を確認」するのがまずやれることになります。
※電話やメールでの問い合わせを受け付けていないことが多くあるため。
新政酒造さんの日本酒を取り扱っている一部の特約販売店さんは下記のJ.S.Pのサイトに記載があります。
上記は一部のため、直接新政酒造さんへ問い合わせすることでお近くの特約酒販店さんを紹介してもらうことも可能です。
ですが、頒布会の日本酒に限らず新政酒造さんのお酒は「行けば買えるものではない」ためご注意ください。
わたしも購入出来た際は、また飲んだ感想などを記事に書いてゆきたいと思います。
( ´人` )今年も買えますように…