あなたは「而今」という銘柄の日本酒についてご存じでしょうか?
もしかしたら
「而今=じこん」
とパッと見て読める人は少ないかもしれません。
また、そんな而今を醸している酒蔵さんの名前をご存じでしょうか?
三重県の名張市にある「木屋正酒造」(きやしょうしゅぞう)という名前の酒蔵さんなのですが、こちらを知っている人はもっと少ないかもしれません。
そんな而今は日本酒ファンの人たちの間では「入手困難」と言われている内の1本としてとても有名な銘柄で、とても人気の高いお酒になります。
入手困難ということは、お店に行けば買えるのではなく「ちょっとやそっとでは買えない」銘柄のことです。
そんな而今をどうやったら購入することが出来るのでしょうか?
ここでは、定価で購入するための方法や販売スケジュールなど入手方法についてまとめてゆきたいと思います。
木屋正酒造さんの公式HPはこちら
https://kiyashow.com/index.html
而今をインターネットで検索すると
などが上位にヒットします。
そして価格を見てみると、何やらお高い様子…
実はこちら、全て転売価格で「プレ値」と呼ばれるプレミアム価格にて販売されているお酒たちになります。
早く言えば「転売ヤー」が売っているお酒です。
例えばこんな感じになります。
驚くかもしれませんが、而今の実際の定価は
と超・人気銘柄にしては、かなりリーズナブルに購入できる日本酒となっています。
もちろん、使用されている酒米やお米をより磨いている純米大吟醸クラスのお酒になると価格が高くなるものもあります。
それでも四合瓶で、4,000円~5,000円台のため転売価格がどれだけ高いかお分かりいただけるかと思います。
而今にプレミアム価格が付いている1番の理由は
「三重県にある小さな酒蔵さんのため販売本数に限りがある」
という点で、販売本数よりも飲みたい人の方が多く、正に希少価値の高い日本酒となっているためです。
また、蔵での直接販売は行っておらず全国にある「特約店さん」でしか買えないお酒で、ほぼネット販売もされていない。
という点も「買えない・売ってない・入手困難」なお酒の理由となっています。
而今 特約店リストはこちら
http://kiyashow-zikon.blogspot.com/2020/06/blog-post.html
而今が入手困難となっている理由は「希少価値が高いから」というだけではありません。
その日本酒の味わいが素晴らしいと評判で、
「バランスが良く、和食にとても良く合う日本酒」
という点ではないでしょうか。
而今を扱っている飲食店さんは高級なお店も多く、わたし個人としては「お鮨やお刺身」にとても良く合う日本酒だと思っています。
また、6代目蔵元・大西唯克(おおにしただよし)さんが自ら杜氏を務め、日本酒業界では「麹のスペシャリスト」と呼ばれるほど職人魂のある方が醸されています。
而今を醸す木屋正酒造さんのお話に関しては下記の記事に詳しく記載しています。
より詳しく知りたい方はぜひご一緒に読んでみてください。
\而今13種類のプレミアム酒飲み比べ/
而今は入手困難な日本酒ですが、ある程度頑張れば定価で購入することが可能です。
まず1番目にすることは
「近くに特約店さんがあるか調べること」
そして2番目にすることは
「その特約店さんの販売方法を知ること」
です。
入手困難と言われている日本酒は「販売しているお店が限られている」ことがほとんどです。
これは、スーパーやコンビニなどでは気軽に購入することが出来ないということです。
そのため「近くに特約店さんがあるか調べる」ことはマストになります。
而今の取り扱い特約店一覧
上記の特約店さんは一部になります。
その他の地域の方は、木屋正酒造さんへ直接電話で問い合わせをすることで近くの特約店さんを教えてもらえます。
木屋正酒造へのお問い合わせはこちら
https://kiyashow.com/access.html
近くの特約店さんを見つけたら、次に販売方法を知る必要があります。
而今の販売方法は各特約店さんによって異なり、例えば下記の方法で販売されています。
などなど。
基本的に転売対策のため「店頭でのみ販売」ということが多く「ネットで1本定価で販売」ということはほぼありません。
而今の種類によっても販売方法を変えていることもあります。
また条件付きの販売がほとんどの為、どちらにせよ1度は来店して聞いてみるのが1番確実かもしれません。
わたしが初めて購入した而今は下記の「而今 純米吟醸 雄町火入」でした。
こちらはメルマガに登録し、インターネットから条件販売にて購入をしました。
\初めて購入した而今/
このように「メルマガ」に登録しておくと、販売の案内が届くことがありますので特約店さんのメルマガも要チェックとなっています。
また、販売のアナウンスをSNSで行っている酒販店さんもいますので特約店さんのSNSのチェックは必須となっています。
而今は、JSP(ジャパンサケショウチュウプラットフォーム)の運営するUTAGE(うたげ)というサイトでも購入することができます。
UTAGEは毎週木曜日の21時より、蔵元直送の一般では買えない特別な日本酒を販売しているサイトです。
毎週販売されるお酒が異なるため「而今の番」が来るまで待つこととなりますが、普段は飲むことのできない而今のお酒を購入することが可能です。
また、販売開始の1時間前にはその日に販売されるお酒を蔵元さんが解説するYouTube番組もあります。
こちらを視聴することでよりお酒を楽しむことが出来る内容となっています。
近くの特約店さんや、その特約店さんの販売方法を知った後は「販売スケジュール」も把握しておくと狙ったお酒を購入できるかもしれません。
而今のお酒は、1年を通して毎月旬のお酒が出荷されます。
つまり、
\毎月違う種類の而今が飲める!/
ということです。
そのため、もし飲んでみたい而今があるのであれば「何月に発売されるのか」を把握しておく必要があります。
それは、発売して売り切れたら終わりで「来年までそのお酒は発売されない」ためです。
基本的に
となっています。
毎年「11月のにごりざけ生」が而今の新酒のスタートのお酒になります。
販売スケジュールは下記の通りです。
昨年の発売を参考にスケジュールを記載しましたが、順番的にはこのような感じで毎月旬のお酒が発売されます。
※多少ずれるため「ごろ」としています。
上記の他にも昨年は
といったお酒の販売もありました。
これだけの種類が発売されるため、全て買う!という猛者の方もいるかもしれませんが「飲んでみたいこれを買う」というのも良いかもしれません。
もし、あなたがそう思って転売ヤーでもいいから買おうと思っているのなら止めはしませんがお勧めもしません。
何故なら
転売ヤーが日本酒の品質をしっかりと管理しているとは限らないから
です。
日本酒は本当に繊細なお酒のため、温度管理や日光などでカンタンに劣化する飲み物です。
而今のお酒を常温保管や常温での発送はあり得ないですし、冷蔵庫の温度でも味わいは日に日に変化してゆきます。
高額で購入したお酒が本来の味わいとは異なり不味くなっていたら…?
「でも買えない!」
そんな時は、飲食店さんで飲むことをお勧めします。
今回は而今の買い方をまとめてみました。
やはり入手困難なプレミアム酒を購入するためには
が1番そのお酒を入手するために必要な条件となって来るかと思います。
わたしは特約店さんがそこまで近く無いため「毎年にごりは買えたら嬉しいな」くらいの気持ちでいます。
また、SNSで告知をしてくれる特約店さんの為「タイミングが合ったら行く…!」という気持ちでしょうか。
今季の而今は「にごり」と、6月20日に「而今 白鶴錦」という水色のラベルの而今を購入しました。
白鶴錦は昨年ラベルに恋をして(水色が好き)初めて購入したお酒で、まだ飲めていないため今年の分と飲み比べたいなと思っています。
この記事が而今を買える何かしらのきっかけになりましたら幸いです。
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