日本酒と食材のペアリング第4弾、お待たせしました♪
今回も「ケンタッキー・フライド・チキン」です。
いろいろな食材がある中、当サイトでは「ケンタッキーに合う日本酒」をまず極めて行きたいと思います。
今回で4回目となる【日本酒×ケンタッキー】
ケンタッキーに1番マリアージュする日本酒を決定していこうではないですか!
「ケンタッキーにはコーラでしょ?」
「ケンタッキーは揚げ物だからビールじゃない?」
「鶏肉だからワインを合わせるならまだ分かるけど…」
といった人も多いかと思いますが、
\ケンタッキーと日本酒、旨いんだぜ!/
というのを、ケンタッキー大好きなかのひとがさまざまな日本酒とペアリングして見つけていきたいと思います。
今回の日本酒は、ひらがなの「たかちよ」桃色ラベルの「かすみ酒」です。
どんな結果となったのか?
早速、はじめて行きたいと思います♪
こちらの日本酒は、新潟県南魚沼市にある「高千代酒造株式会社」さんが醸している日本酒です。
令和3年(2021年)の2月に製造・2月に出荷された扁平精米、無調整の生原酒。
ピンクのラベルからイメージできるように毎年「ひと足早い春限定」で出荷される季節限定の日本酒となります。
高千代さんの日本酒は、はじめて飲んだ【たかちよ アルヒピンクノクマサンガ】という飲食店さん限定のピンクの活性にごり酒が出会いでした。
ラベルには狂暴そうなクマさんのイラストが貼ってあるのに、見た目はピンクで可愛くて、なんと言っても味がいちご感があり&シュワっとして美味しい!
ジュースのようにスルスル飲める系の日本酒でした。
「こんな日本酒あるんだ!」
と驚きと共に大好きになった銘柄で、それから「たかちよ」シリーズはできるだけ追いかけています。
【扁平精米】とは、お米の削り方になります。
一般的な削り方は丸く削る「球形精米」という方法が用いられますが、たんぱく質や脂質といった酒造りに不要となる部分は玄米の形状に沿って楕円形に分布しています。
球形では、取り切れない部分や偏りが出る。ということですね。
それを米のどの部分も、玄米の形状に合わせて表面から同じ厚さで削り取る「扁平精米」という手法であれば、雑味となる部分を効率的に削り取ることが可能になります。
そのため、扁平精米でお米を削った際に「精米歩合70%」だとしても、たんぱく質の残存量では普通精米の「精米歩合55%」に相当すると言われています。
デメリットとしては、普通に精米するよりも1.5~2倍の精米時間が必要になる手法ということです。
この手法を高千代酒造さんは得意とし、たかちよや59Takachiyoは扁平精米にてお米を磨いています。
最近では、雑味を旨みとして活かす日本酒も増えてきています。
ですが「扁平精米」と書いてある日本酒を見つけたら「丁寧に精米されているんだな」と思うと日本酒選びがまた楽しくなるかもしれません。
こちらは、加水や火入れをしていない「しぼりたて生」のフレッシュな味わいを愉しめる日本酒となります。
実は、高千代酒造さんは淡麗辛口全盛期の時には「巻機(まきはた)」「天地人(てんちじん)」といった銘柄の日本酒が有名の酒蔵さんでした。
現在では、淡麗辛口とは一線を画した
といった銘柄の日本酒を醸し、人気がグングン伸びている酒蔵さんとなります。
その中でも「かな」の「たかちよ」は、原料などはすべて非公開。
日本酒好きの人が気にする、酸度やアミノ酸度、日本酒度や原料米といった情報を一切公開せずに「自分の舌で味わって感じる」シリーズの日本酒となります。
ひとつ言えることは、かなのたかちよは「果物」をテーマにして醸しているということ。
今回購入したピンクラベルのたかちよは「桃(ピーチ)」をテーマに醸されています。
他にも
などがあります。
通年商品は青の「グレープフルーツ」のみで、他のラベルは基本的に「季節限定」(毎年決まった時期)に発売される日本酒となります。
さらに「クリスマス限定」「バレンタインデー限定」といった行事限定の商品もあり、改めて調べてみて「いっぱいある…」と驚きを隠せませんでした(笑)
桃ラベルはどんな感じなのか?
初めて飲むので愉しみです♪
これまでにケンタッキーと合わせた日本酒は、おりがらみやにごり酒といった「にごり系のお酒」でした。
シュワっとピチピチ感の楽しめる日本酒ですね。
そのため、うっすら滓のからむ「たかちよ桃ラベル」も合うのでは?と思いペアリングをしてみました。
ちなみに名前はKasumi(かすみ)と付いていますが、2020年より滓を少し多めに・ガス感も少しUPされています。
瓶の底にはふんわりと滓が溜まっていました。
まず、こちらの桃ラベルですが元々は瓶の色が「茶色」でした。
それが、2020年よりボトルカラーが「透明」となり「紫外線防止(UVカット)」する特殊フィルムに包まれて届きました。
透明のボトルは春らしく華やかになりますが、日本酒の瓶の色が薄いほど紫外線の影響を受けるため「しっかり対処しているんだなぁ」と思った出来事でした。
早速、味わってみましょう!
白桃を思わせるジューシーな香り。
もも感、とっても分かります!
やさしい酸味が舌に広がり、シュワっと感あり。
…こ、これはモモの缶詰のシロップの味!?もも缶のあのシロップの甘さを感じます。
ですが、甘さがあるのに残らずに抜けていき、最後はキリリとしまりがあるのでとっても飲みやすいです。
口の中にはお米の甘さがふわりと残ります。
おいしい。
甘いのに、後味爽快!さっぱり。
甘さが引き立つ!
これはおいしい!
ナゲットにも合う!
甘さが増して美味しい!
…ほぼ美味しいしか言っていませんが、たかちよ桃ラベルはケンタに合います!
感じ方の順番を整理すると、
もも ⇒シュワリ ⇒お米の甘さ ⇒さっぱりする =うまい!
油っぽいケンタッキーも、たかちよの後味の爽快さが油を流してくれて(ウォッシュ効果)食べる手が止まりませんでした。
さらに、たかちよの甘さがふわりと増す(相乗効果)があり美味しさもUP!とてもマリアージュしました♪
720mlの四合瓶だったのに、ペロリと飲み切ってしまいました…。
メモの最後のほうが酔っぱらっていて、字がフニャフニャになっていたのは言うまでもありません(笑)
とってもおいしい体験でした♪
ごちそうさまでした。
結果は「ケンタに合う!」でした。
今のところ勝率は高いですね♪
いままでケンタッキーとペアリングしたものをまとめると
となっています。
こちらの順番は完璧好みですが、1・2・3位はどれも甘さがUPしより美味しく感じる「相乗効果」がありとてもマリアージュして美味しかったです。
ポイントは「ピチピチ酸味があって、甘み・香りが強すぎない爽やか系の日本酒」です。
ちなみに、仙禽 雪だるまは毎年味わいが異なります。
2019年は甘さが印象的で、2020年はドライ感が強くなっていました。
ドライすぎる日本酒は、油を流してさっぱり食べれる「ウォッシュ効果」はありますが、相乗効果はあまりないため「特に合わせる必要はない」というのが現在までの見解です。
2021の雪だるま…甘さがあればリベンジしてみたいなぁ。
たかちよや59Takachiyoなどは「全国の選ばれた販売店さん」でしか購入することのできない「限定流通商品」となっています。
そのため、わたしも買えるお店が近くに無かったため
といったキーワードでGoogle検索をし「在庫のあるお店を探して」ネットで注文!という方法で購入しています。
ですがタイミングによって、各酒販店さんの在庫や入荷状況は本当にまちまち。
そのため、Twitterの検索窓に
と入れて検索すると酒販店さんの「入荷情報」を見つけることが出来ます。
このように、近くに特約販売店さんがない場合はちょっと手間がかかりますがGoogleやSNSから販売店さんを検索することが可能です。
ちなみに、わたしがよく利用する取扱店さんは
です。
日本酒は、温度や紫外線、取り扱い方によって品質の変わるお酒です。
なので、ネット通販で日本酒を買うのは今でも少し抵抗があります。
ですがその中でも、さいとう酒店さんは「日本酒のことを大切に思って扱ってくれているんだな!」と感動した酒販店さんです。
段ボールの梱包姿が他の酒販店さんとは「違う!」と一目でわかります。
こういった違いでも、利用したことの無い新たな酒販店さんを選ぶ理由になりますよね。
あなたもお気に入りの「たかちよ特約販売店さん」を見つけてみてくださいね。
製法 :かすみ(滓がらみ)の無調整 生原酒
アルコール分:16度
原材料名 :米(国産)、米こうじ(国産米)
原材米名 :非公開
精米歩合 :非公開
内容量 :720ml
製造所 :高千代酒造株式会社
所在地 :新潟県南魚沼市長崎328-1
価格 :1,540円(税込)
公式サイト :http://www.takachiyo.co.jp/
Twitter :https://twitter.com/takachiyo_jp
ケンタッキー・フライド・チキンに合う日本酒は?
という企画第4弾で今回は「たかちよ かすみ ピーチラベル」を合わせてみましたが、
という結果になりました。(もちろん好みはあるかと思います!)
赤武SNOWより合うか?と言われたら好みの問題ですが、現在は3番目となっています。
ですが、たかちよの桃ラベルは本当に桃の日本酒だった…!というのを実感。
こうなると他のたかちよラベルも気になりますよね~~
でも、種類が多くて追いかけ切る自信がありません(笑)
2021年3月現在は、昨年試験醸造として登場した「みかん」が正式にレギュラー化され絶賛発売中となっています。
柑橘系&みかんの甘さと柔らかな酸味。
気になりますね。
あとは「ラムネ」「メロン」「グレープ」も気になるところです。
ケンタッキーに合わせるか?と言われたら、合わせないかも(笑)
次は何の日本酒と合わせるか?ご期待くださいませ。