日本酒のことを好きになると
「あの人が飲んでいる日本酒が気になる!」
「いろいろな日本酒をもっと飲んでみたい!」
「季節の日本酒を買ってたら冷蔵庫がパンパン!」
などなど、今まで以上に日本酒を購入する機会や本数が増え、気付けば冷蔵庫を圧迫している!といった経験をしたことのある人も居るのではないでしょうか。
また、家族がいる人であれば「お酒買い過ぎじゃない?」とチクチク視線が痛かったり「食材が入らない!」なんてこともあるかもしれません。
さらに、飲むペースより買うペースがUPしてしまうと「お酒の劣化」も心配になってきますよね…。
そんな時に欲しくなるのが【日本酒専用の冷蔵庫】日本酒セラーです。
ここでは、マイナス5度で保管ができるAQUA(アクア)の日本酒セラー「SAKE CABINET」(サケキャビネット)を実際に使っているわたしが
などの体験レビューを書いていきたいと思いますので、ぜひ日本酒セラー選びの参考にしてみてください。
わたしが日本酒専用セラーを購入しようと思ったのは
「もう、冷蔵庫に入らない…」
「でも、飲んでみたいお酒を買ってしまう…!」
「さらに、生酒は早く飲まなきゃ劣化が心配なのに、消費が間に合ってない!」
などが購入のきっかけとなりました。
そこで日本酒セラーを検索してみると「レマコム」や「さくら製作所」といった商品がヒットしましたが、それぞれにメリット・デメリットがあることが解りました。
これらの日本酒セラーの詳細はまた別の記事で書いていきたいと思います。
唎酒師の勉強をして「日本酒」は
などの特徴があるお酒ということが分かりました。
詳しくは下記の記事に記載しています。
そういったことを踏まえ、日本酒セラーを選ぶ条件として下記に当てはまるものを探すことにしました。
そして、個人的な意見となりますが
という全部で6点を満たす日本酒セラーを探した結果、AQUAの「SAKE CABINET」に辿り着くこととなりました。
アクア株式会社という、世界No.1家電メーカーHaierグループの一員で三洋電機の一部事業を継承し設立された「日本で生まれた家電ブランド」が開発した日本酒専用セラーです。
もともと、Makuake(マクアケ)というクラウドファンディングから始まった商品で、2019年6月7日に終了し現在は商品化したリターンを購入することができます。
といった特徴があります。
また、自動霜取り機能がついているため、直冷式のレマコムとは違い「自分で霜を取る手間が不要」な日本酒セラーとなっています。
もう、ここまで見て
「わたしの求めていた日本酒セラーはコレじゃん」
と思ったのは言うまでもありません。
「よし、買おう!」
と決断する前に、2点のデメリットがありました。
それは
ということです。
価格に関しては、数日悩みました。
さっと買える金額ではありませんでしたが、スペックを考えたら「やはりこれしかない」と悩んだ末に購入を決意しました。
そして、わが家にとって最大の難点が「サイズ」でした。
製品自体の大きさは、幅503mm×奥行598mm×高さ1,310mmとなります。
そして、本体と周囲の間にはスペースが必要となり「左右20㎜以上×背面100㎜以上×上面100㎜以上」を空ける必要があります。
実際にメジャーで測ってみると結構な大きさです。
ひとり暮らし用の2ドア冷蔵庫くらいの大きさがあります。
奥行に約70cm必要なので、棚などの隣に置くとかなり出っ張りますし見栄えも悪くなります。
「ちょ、デカすぎ…」
と思いながら家中で置く場所を探し回りました。
結局ピッタリだった場所はドラム式洗濯機の隣…となりました。
そのため、導入前にサイズ(設置場所)は前もってしっかり測っておくことをおすすめします。
ちなみに、場所が決まったら「設置」に関しては配達してくれる人が行ってくれますので安心してください。
わが家が導入したのは、2021年2月6日なので今日で丁度使用してから半年となります。
サケキャビネットの上段と中段には、滑り止め防止の「仕切り」が付いています。
この仕切りの通りに日本酒を入れると
入るようになっています。
また、下段は引き出しとなっており、小瓶が8本入ります。
わたしも最初は仕切りに合わせて日本酒を保管していました。
ですが「家に日本酒セラーがある安心感」から、日本酒を購入する本数&ペースが格段に増えていきました。
また、すぐに飲まずに氷温熟成させたい日本酒なども出てきました。
そうすると何が起こるのか?
仕切りを外して、入るだけ日本酒を入れるようになります。
次に、止むを得なく「冷蔵庫に保管するよりは…」と空いているスペースを利用し「横置き」で入るだけ日本酒を入れるようになります。
さらに入らない分は、結局「冷蔵庫」に入れるようになります。
ですが、冷蔵庫よりも安心して保管をしたいという理由で購入したため最後は、「2つ目」や「レマコム」を検討するようになります。
このように、最初は「大きかったかな?」と思う日本酒セラーでも「スペースが足りない!」ということが起こるのが日本酒セラーを持つ人の定めなのかもしれません。
購入してみてわかったことは、
ということでした。
み、見ますか?
わたしの場合は、現在下記の通りになっています。
本来は全て「縦置き」での保管が理想となるため、この保管方法はおすすめではありません。
半年でこのような状態になってしまったため、現在は購入する本数を制限して飲むことに集中をしています。
…が、飲みたいお酒は買ってしまうため「2台目」または実際の使用感を比較するために「レマコム」を検討中となっています。
【追記】その後、2台目の日本酒セラーアクアを購入しました。
わたしのは悪い例なので、正しい例も記載しておきますね。
こちら4合瓶のみで保管する場合に有効な方法となります。
一升瓶を入れない場合は、中段の棚を移動させることができます。
仕切りを外した状態かつ、中段の棚を上にずらして調整することにより
合計「40本」の四合瓶を「全て縦置き」にて保管することが可能です。
一升瓶を買う予定のない人は参考にしてみてくださいね。
2点あります。
わたしは、こちらのメリットが一番大きいです。
どうしても日本酒を購入する本数が多く「生酒」の本数も多いため、冷蔵庫保管では「味わいの変化」などに不安がありました。
AQUAの日本酒セラーを購入したことにより、その不安が解消されたのが1番嬉しかったです。
ですが、安心感から買いすぎてしまったため理想では
の「2種類」があれば最高に楽しい日本酒Lifeが送れるのになぁと思っている次第です。
わが家はマイナス5℃で設定しているため、開栓するまでは酵母の活動を抑えフレッシュな味わいを愉しむことができます。
飲み切らなかった分はそのまま日本酒セラーで保管をするもの良いのですが、わたしは「冷蔵庫」に移動させて翌日や3日後、5日後などに飲むようにしています。
冷蔵庫の温度であれば酵母も活動できるため、味わいの変化を愉しむことができるためです。
ですが、さすがに1升瓶は量が多いため開栓後も「マイナス5℃」で管理をしたいですが半分ほど4合瓶に移して「冷蔵庫保管」と「マイナス5℃保管」の2種類を楽しむのも良いかと思います。
こういった楽しみ方ができるのも、マイナス5度で保管ができる日本酒セラーを買ったメリットになるかと思います。
その他のよかった点は下記の通りです。
通常の冷蔵庫くらいの音なのでとても静かです。
たまにチュルチュルと水が流れるような音がする時がありますが「製品を冷やすための液(冷媒)が機械部分を流れる音」とのことで安心しました。
スボラすぎるズボラのため、お手入れせずに利用できるのが本当にありがたいです。
また、レマコムなど霜取りが必要な製品の場合は、霜取り中に日本酒を外に出さなくてはいけないため「温度が上がってしまう」不安もありますよね。
そういった心配が無いのも助かります。
「本当にマイナス5℃で冷やしてくれるのか?」
「冷やしすぎたり、温度が上がったりしないか?」
庫内の温度、気になりますよね。
温度計を買って中の温度を計ってみましたが、マイナス5℃で設定した時は「マイナス3℃くらい~マイナス8℃くらいまで冷える時もある」ということが分かりました。
扉の開閉の回数などによっても温度変化があるかと思います。
また冷却用のファンが上段の奥に設置されているため、ファン付近に置いた日本酒が一番冷えやすいというのも実感しています。
そのため、上段の奥に仕舞う日本酒はアルコール度数が高めのもの(15度~16度など)を置いておくと安心です。
このことにより、日本酒が凍ってしまう心配のある「マイナス10℃設定」は使わないほうが安心かなぁと思いました。
わたしは置いていませんが、日本酒セラーの上の部分は「耐熱温度100℃/荷重30kgまで」となっています。
たまに猫が飛び乗るためこちらを知って安心しました。
セラーの上に電子レンジも設置することができますが、高湿度の場合はトップテーブルが結露することもあるため「結露したらふき取ってください」と記載がありました。
温度は、マイナス10℃・マイナス5℃・0℃・プラス5℃・プラス10℃で設定可能です。
基本的に「SET」をタッチするたびに温度が変わります。タッチ部分は上の方についているため、子供が誤って押してしまう心配もありません。
また5秒間操作しなかった場合は、自動的に操作ロックされるので「いつの間にか温度が変わってた!」といった心配もなくなります。
正面の扉が結構反射するため、写真を撮ろうと思うといろいろなものが映り込みます。
また、全面扉には七宝柄のグラデーションデザインが採用されていますが反射の関係上、パッと見は柄がよく分かりません。
ですが置いてあるとお洒落感満載でカッコいいです。
扉を開けるとブルーライトで光るため、またそれも良い感じになっています。
発送日から1年間のメーカー保証がついています。
また、冷媒循環回路や冷却用ファンおよび冷却用ファンモーターは5年間の保証があります。
こちらは購入の際に1点、感じたことがあります。
「庫内の温度は1種類しか選べない」
という点です。
さくら製作所の日本酒セラーなどを見ていると「上段と下段で設定温度を変えることができる」といった製品も存在します。
ですが、結果的には「全体でマイナス5℃設定ができてよかった」と思いました。
マイナス5℃保管したい日本酒の本数が多かったということと、わが家の冷蔵庫は野菜室の温度を「0℃」に設定できるためです。
野菜室であれば、4合瓶を立てて入れることもできますし「0℃までしか冷やせない日本酒セラーを買う必要がない」という結論に至りました。
今では、日本酒セラーに入りきらないお酒が多々あるため「火入れ」をしている日本酒は「冷蔵庫で0℃保管」をしています。
目標は「日本酒セラーに入るだけのお酒の本数に留めること」ですが、この調子で行くと2台目を検討したほうが早いかもしれません…。
2個目!ありました!
扉を開いて「何を飲もうかなぁ~♪」と日本酒を吟味していると警告音が鳴ることです。
1分後からピピッ、ピピッ、ピピッとドアアラームが鳴り始め、1分ごとにお知らせをしてくれます。
3分後からは連続で、扉を閉めるまで鳴り続けるためかなり焦らされます。
日本酒をゆっくり選べない(早く扉を閉めろと急かされる)ため、毎回「ちょっと、待って…!」と言いながら扉を閉める羽目になります。
閉め忘れ防止のため、お知らせはありがたいですが使ってみて気になる点でした。
わたしは購入してみて「もう1台欲しい!」と思っている日本酒セラーとなりますが、合わない人も居るかと思います。
それは、
です。
販売されている日本酒セラーで「マイナス5度」で冷やせるのは現在「サケキャビネット」のみとなっています。
日本酒セラーではなくてよいのであれば「レマコム」の三温度帯冷凍ストッカーも「マイナス5度」保管が可能です。
ご自身が
などでも選ぶ製品が変わってくるかと思いますので、参考にしてみてください。
「とは言え、本物を見てみないと決断できない…。」
分かります。実際に見てから検討をしたい人も居るかと思います。
安心してください。
日本酒セラー「SAKE CABINET」を展示しているお店さんがあります。
下記の販売代理店さんの公式サイトのページより店舗さんを確認できますので参考にしてみてください。
日本酒セラー「SAKE CABINET」を展示しているお店をご紹介!
https://shugo-sake.shop/archives/808
※実機を見せてもらえない場合もありますので、お問い合わせをしてから訪問すると安心です。
サケキャビネットは、販売代理店さんやヨドバシ.comでも注文することができます。
日本酒の聖地と呼ばれている東京の小山商店さんでも置いてあるのを見掛けたことのある人もいるでしょう。
わたしが利用したのは、いまでやオンラインさんでした。
配達してくれた業者さんが、そのまま日本酒セラーを宅内に設置してくれます。
そのため、注文時に「設置希望日」を入力しますが
といった条件があり「今すぐに納品」できるというわけではなく「少し時間がかかる」ため余裕をもって注文すると安心です。
普段、楽天市場を利用している場合はお買い物マラソンなどと併用することでポイントも付きお得に購入することが可能です。
「日本酒セラーを購入したい!」
と思った際に、セラーによってはさまざまな違いがあることが分かりました。
特に
などなど、比較したい面が多々出てきました。
実際にSAKE CABINETを購入してみて「満足」の一言ですが、大きなセラーを購入すると安心感から日本酒をたくさん買ってしまい、結局溢れてしまう…
といった未来が待っているのかもしれません。
だって美味しい日本酒、あり過ぎません?
日本酒セラーがあると、より美味しく日本酒を愉しむことができます。
入る本数や飲むペースと相談しながら、美味しく日本酒をいただいちゃいましょう♪
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