栃木県さくら市にある「株式会社 せんきん」さんが3月中に発売した日本酒に
があります。
どちらも限定のお酒のため、すぐに売り切れてしまった酒販店さんが多かったのではないでしょうか。
わたしは事前に予約をしておいたので、安心して購入することができました。
実はわたくし、「仙禽 さくら」も「仙禽 Hope!」も飲むのが今回初めて。
発売日の近かった2種類のお酒を一緒にいただいてみました。
どんな日本酒だったのか…?
早速、見ていってみましょう♪
毎年、春になると発売される仙禽(せんきん)さんの醸す季節限定酒。
2022年の今年は3月18日~発売となりました。
さくら(OHANAMI)は「うすにごりの無濾過生原酒」。
瓶の底には滓(おり)がうっすらと溜まっています。
蔵に流れる地下水(仕込み水)と同じ水脈上にある田園だけでドメーヌ栽培をした山田錦を100%使用し醸されています。
このことにより、水とお米の最良のマリアージュを体感することが出来ます。
仙禽さんの公式Twitterでは
今年の『仙禽 さくら』は白桃のはじけるようなジューシー感に最後ネクターの余韻で包み込んだ感じの味。
と11代目蔵元の薄井一樹さんがつぶやかれていました。
と季節に合わせたお酒を限定シリーズとして発売していますがハズレが無い!と大人気の季節限定酒となっています。
\夏の風物詩「かぶとむし」はこちら/
\秋の「あかとんぼ」はこちら/
\冬の「雪だるま」はこちら/
2020年の5月に初めて発売された銘柄となる日本酒Hope!。
酒米の「亀ノ尾」「山田錦」「雄町」のお酒を搾る際に、偶然同じタイミングで搾ることになったのをきっかけに「奇跡のアッサンブラージュ」としてHope!が完成しました。
アッサンブラージュとは、主にワインで使われる手法。
複数の異なるお酒をブレンドすることにより、単体では造れない新しい味わいを生み出す方法です。
つまり、Hope!は3種類の酒造好適米のお酒を合わせた「混合酒」となります。
日本酒の酒瓶を見てみると「雄町」や「山田錦」など1種類の酒米を使用して醸している日本酒がほとんどですよね。
こういったアッサンブラージュとして数種類のお米のお酒をブレンドしている日本酒はあまり見かけることがありません。
近年では、仙禽さんも参加されている
【若手の夜明け2020 Nine colors summer ぼくらにできること】
にて、9つの蔵のお酒をアッサンブラージュ(ブレンド)した日本酒をクラウドファンディングで発売していました。
このお酒を飲みましたが、本当においしかった!
お米違いのお酒のブレンドだけではなく、蔵を越えてのお酒のブレンドも面白い試みかと思います。
Hope!(希望)と名付けられたのは、コロナや緊急事態宣言のこともあり
「今、私たちに必要なことは手を取り合い、合わさることです」
「希望ある新しい未来を」
といった意味が込められています。
2021年のHope!は、見えない未来の「終わり」として3月7日に帰ってきました。
昨年だけの販売と思われていたため、喜んだ人も多いのではないでしょうか。
使用したお酒(酒米)の比率は去年とは違うブレンド配合となっています。
そして、今年の『Hope!』は売上金の一部を『Smile Food Project』に寄付するということで、購入するわたしたちも一緒に医療従事者の方を応援することができました。
ちなみに『Smile Food Project』とは、
新型コロナウィルス感染症と最前線で闘う医療機関の皆さまに、トップシェフ達が料理を届け、感謝と応援を伝えます。
という、医療従事者さんを応援するプロジェクトです。
3度目の発売となるHope!はウクライナ支援酒として売り上げの一部をユニセフに寄付されることとなりました。
2022年は4月20日ごろより発売となりました。
ラベルの裏には
Hope!”希望”
STOP WAR
合わさること。
世界の人々が手を取り合うこと。戦争も差別もない世界を。
ウクライナの方々、ロシアの方々、そのご家族の方々、どうか希望を失わないでください。
望まぬ戦争が突如として始まり、平和が一変し暗闇の中にいても『希望』の光があることを信じ、共に戦い、一日も早く平和な日常が戻ることを切に願います。
2022年4月 仙禽 醸造元(株)せんきん 社員一同
と記載がありました。
飲んだことの無いお酒で、さらに好きな酒蔵さんの人気の限定酒!となるとウキウキしますよね。
初めて飲むので味の想像もつかない!
購入した時から「飲み比べしよ~♪」と思っていました。
最初は日本酒セラーで「マイナス5℃保管」その後、冷蔵庫の野菜室で「0℃保管」をし当日と翌日の2日間に分けて飲み比べをしてみました。
後から【Hope!は寝かせたほうが美味しくなる】という話を知ったので2日間で飲み切ってしまったことが悔やまれます。。
王冠の蓋を開けると「チュポン!」といい音と共に開きました。
グラスに注ぐと、底にはピチピチとした泡が。
瓜っぽい香り。
独特なお米の香りもします。
甘いような…アッサンブラージュされている感じ、あります。
香りほど甘さはありません。
後から酸味が押し寄せてきます。そしてキレていく。
酸味がレモンのように強く、さっぱり!鼻にはお米の香りが残ります。
「爽快すぎん?」と思うほど爽快さがあり、舌にチリチリと酸味が心地よいです。
常温に近づくと甘さが増して感じます。でも最後はさわやか。
なるほど、こんな感じなんですね。
続いてさくらを飲んでみます。
まろやかで甘くて桃っぽい香り。
さすが春酒。こちらのほうがHope!よりも華やかさがあります。
舌にシュワシュワ!酸味がおいしいです。
甘さも少しあるけど、酸味が印象的です。
飲んだ後はさわやかで、お米感は少し残ります。
常温に近づくと甘い香りが増します。甘さも増して、でも最後はキレるので爽やかです。
今のところは、こちらの「さくら」のほうが好みの酒質です。
グリーン グルメでサラダを買ったので一緒に合わせてみることにしました。
海老と筍のサラダ、サーモンとトマトのサラダ、生春巻き(2種類)です。
たけのこ!合います。
サーモンは、甘さがやさしくいい感じに美味しいです。さっぱり。
サーモンの生春巻きにも合う!甘さもありさっぱりします。
料理と一緒に味わっていると、落ち着いた香りで甘さもあるけど酸味もありキレます。
さくらと比べると味わいが「フラット」な感じ。
シュワシュワはせずに落ち着いています。さっぱ爽やか。甘さっぱりという感じですね。
こちらも、たけのこと合います。
シュワっと感があって、サーモンは甘さがおいしくなります。うん、甘いのがおいしい。
甘い香りが鼻を抜けます。
甘い⇒ 酸味⇒ さっぱりと分かりやすい味わいの変化があります。
料理と一緒に味わっていると、シュワシュワ・ピチピチ、ジュワーーーーっと広がって美味しいです。
滓を混ぜて飲んでみると、さっぱり感UP!
シュワキュン♪という感じで、さっぱりするけど甘くて美味しいです。
2日目は焼き鳥と一緒にいただきます♪
冷蔵庫で保存したので少しは味が変わっているかしら?
なるほど、香りがマスカット。
甘さが昨日よりも出ました。
でも酸味のほうがやはり印象的でキレがあります。
ふわりとお米の甘みが残って美味しいです。
うん。ジュースっぽく飲めるようになってきました。
塩は、甘さが増して美味しいです。合う。
酸味よりもやさしい甘味が印象的になっておいしい。
タレは、酸味と甘みが丁度良い感じです。
やさしい酸味からの甘みで、優しさがUPしました。タレより塩のほうが美味しいかな?
ポテマヨと一緒にいただくと、マヨに合う。甘みと酸味が丁度良い感じ。
しょうゆは甘さが増しました。
やはり、桃っぽい香り。
ジュワリとしたガス感&酸味。そして甘味がおいしい。
後口はさっぱり。お米の素材感と甘さがこちらの方が強く残ります。
昨日よりジューシー感が出て美味しい!
塩は、香りと甘みが落ち着いてさらりと飲めます。
シュワっと感が気持ちよく、水みたいに飲めちゃう。
タレは、香りがおいしく感じる!甘さが心地よいです。
うん、タレに合う。
甘みがふわりとして、ジュワリ感。そして酸味が少し。おいしいです。
ポテマヨと一緒にいただくと、こちらも甘味&酸味が丁度良い!マヨに合いますね~。
しょうゆは甘さが増して美味しいです。
「Hope!」も「さくら」も初めて飲む日本酒だったので今回飲み比べができて嬉しかったです。
この2つは全然タイプの違う日本酒で、
でした。
Hope!は前回とブレンド配合を変えたと言っていたため、昨年発売されたものとは味わいも大分異なる出来になっていたのでは?と思います。
毎年飲んでみないと分からない…これも日本酒を楽しく飲める要素ですよね。
「今年はどんなもんなんだ?」
とワクワクします。
わたしは「Hope!」よりも「さくら」のほうがジューシー感があり好みでした♪
春酒好きなんです。
実は、さくら(OHANAMI)は2本購入したので残りの1本がまだ日本酒セラーに眠っています。
関東のお花見の季節は終わってしまいましたが、まだまだ浮かれ気分で愉しみたいと思います♪
仙禽さんの日本酒は全国の特約店さんで購入することができます。
特約店一覧は、せんきんさんの公式サイトの下記ページで確認することが出来ます。
さくら、Hope!共に限定酒となります。
さくらに関しては、春酒として毎年3月ごろに発売されます。
2022年の今年は3月18日ごろから販売店さんの店頭に並びました。
Hope!に関しては、来年また発売されるか不明の日本酒です。
2020年は5月に。2021年は3月7日に発売されました。
名前の由来がコロナや緊急事態宣言をきっかけに「希望」と名付けられたお酒のため来年の発売は仙禽さんのみぞ知る…といったところでしょうか。
ですが、「亀ノ尾」「山田錦」「雄町」のアッサンブラージュのお酒なので来年も発売される期待は大となります。
ちなみに、ネット通販をしている特約店さんであれば前もって予約を受け付けていることが多いため「予約購入」がお勧めとなります。
これは、店頭に並べられた後すぐに売り切れてしまう可能性があるからです。
わたしはいつもの酒販店さんに行けるかどうかわからなかったため、他の酒販店さんで1本ずつネット予約をしました。
結果は、発売後すぐにいつもの酒販店さんにも行けたのでそちらでも1本購入!とさくらを2本GETすることができました。
※Hope!は1本のみ
発売日等に関しては、仙禽さんのInstagramなどをチェックしておくと前もって準備をすることが可能です。
仙禽SENKIN公式Instagram
https://www.instagram.com/senkinofficial/
毎年大人気ですぐに売り切れとなってしまう仙禽の季節限定酒ですが、大体の発売時期を記載しておきたいと思います。
となります。
前もって発売時期を知っておくことで逃さずに購入できますので、ぜひ参考にしてみてください。
またはせがわ酒店さんではネットで予約を受け付けていますので、大体発売時期の2~3週間ほど前からチェックをしていると予約可能です。
「あ!もう発売じゃない?」
という頃には予約受付が終了していることがあるため早め早めのチェックが必要です。
原材料名 :米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 :ドメーヌさくら・山田錦100%(栃木県さくら市)
精米歩合 :麹米50%、掛米60%
アルコール分:15度(原酒)
仕様 :無濾過生原酒・うすにごり
内容量 :720ml
価格 :1,801円(税込)
原材料名 :米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 :ドメーヌさくら・亀ノ尾 20%(栃木県さくら市)
ドメーヌさくら・山田錦 40%(栃木県さくら市)
ドメーヌさくら・雄 町 40%(栃木県さくら市)
精米歩合 :麹米50%、掛米60%
アルコール分:15度(原酒)
仕様 :アッサンブラージュ、無濾過生原酒・しぼりたて直汲み
内容量 :720ml
価格 :1,801円(税込)
製造者 :株式会社せんきん/栃木県さくら市馬場106
公式サイト :http://senkin.co.jp/
\季節限定・夏の終わりの線香花火/