日本酒には出会いがある。
いつも飲んでいる日本酒。運よく買えたスペシャルな日本酒。たまたま買ってみたら好みだった日本酒…。
ここでは、唎酒師のわたしが出会った「本日の1本」を紹介します。
本日の1本は、岩手県盛岡市にある「赤武酒造株式会社」さんの醸す「AKABU AIR 2021」(あかぶ えあー)です。
4月も中頃に入り、この時期になると出荷される季節限定酒「AKABU AIR」。
3月に発売された「AKABU SAKURA」(あかぶ さくら)はラベルに桜の花びらをあしらった「春酒」でしたが、AIRはこれからやってくる「初夏」を思わせる日本酒です。
ボトルの裏には
空気の澄んだ清々しい空(AIR)を表現した爽快で綺麗な日本酒です。
清々しい空(AIR)を想像してカジュアルにお楽しみください。
AKABUが挑戦した新世代の日本酒です。
と記載されています。
この文章を読むだけでも、さわやかな酸味&軽やかな甘みを想像できますよね。
春から夏へと移り変わっていく時期にピッタリ。
さらにアルコール分が「12度」と低アルコールなので、女性でも飲みやすい日本酒となっています。
また、生酒ではなく「瓶燗火入れ」を行っている日本酒です。
しぼりたての生酒以外のお酒は、通常2回または1回「火入れ」という加熱殺菌処理を行っています。
瓶燗火入れは
といった火入れ方法で、エネルギーコストや手間のかかる方法ですが「極力酸化を防げる」ため近年、採用している酒蔵さんが増加している製法です。
また瓶燗火入れは通常の火入れよりも「美味しいお酒を・美味しいまま」提供してくれる製法なので、私たちにとってもありがたいことなのです。
特に、鮮度に優れた酒質を目指している酒蔵さんが採用しています。
火入れの仕方は、水を張った容器に瓶を入れて加熱し、60~70℃まで温度を上げ到達後に即冷却という手法になります。
その見た目は、お酒(酒瓶)が温泉に浸かっているような感じです。
「瓶燗火入れ」の文字を見たら「この酒蔵さんはこだわっているんだなぁ」と、日本酒選びの際の愉しみの1つになるかもしれません。
赤武酒造さんの低アルコールシリーズは、「AKABU SNOW XMAS 2020」(スノークリスマス)を初めて飲んだ時から大好きになった銘柄の日本酒です。
そのため、すべてをコンプリートしよう!と決めています。
なにせボトルもお洒落で可愛い。
さらに「AIR」は名前の通り、水色で透き通ったボトルなので赤武さんのセンスを感じずにはいられません。
ボトルが可愛いと日本酒の味を想像して、ワクワクしちゃいますよね。
AIR(エアー)を飲むのは初めてなので「こんな味かな?」と想像しながら開栓しました。
フルーティーだけど繊細な香りです。
これが清々しい空(AIR)を表しているのかしら?
少しガス感。
舌にぷちぷちと感じます。
酸味がレモンのようです。でもやさしい。
甘さもあるのでグビグビ飲めちゃいます。
爽やかな甘さ。
開栓5日目のAKABU SAKURAが冷蔵庫に残っていたので、一緒にいただきたいと思います。
実は今年2本目の赤武さくら。
1本は当日中に飲み切ってしまったため、2本目は時間を置いて飲んでみようと思い開栓後に冷蔵庫で保管をしていました。
SAKURAはひと口目からおいしくて、やわらかな香りがします。
スイスイ飲みやすくて柑橘さもあり。
AIRよりも甘さにジューシーな感じがあります。
酸味もやわらかです。
ですが、開栓してから5日経っているので少し味が抜けてるかな?
初日に飲んだ時よりも、物足りなさを感じます。
開栓後はもう少し早めに飲み切ったほうがよさそうです。
SAKURAについては別記事も書いていますので、詳しく知りたい人は下記からどうぞ!
AKABU SAKURAよりも爽やか!
飲み比べてみるとよく分かります。
ジュワっと感はAIRのほうがありますね。
飲んでいるとレモンスカッシュみたい!
軽やかで美味しくて、酸味の刺激がとても良いです♪
一緒にいただくと、酸味が落ち着きおいしく食べれます。
うーん。ジュースだな。
ゴクゴク行けちゃいます。
料理の邪魔などしません。
サラダのマヨネーズと一緒だと甘さが増します。
「ちゅん」とした甘さ。からのジュワっと感。
柑橘さも増して、とても爽やか。
マヨ、合います。
常温よりもキンキンに冷えていた方が好きです。
グレフル感もあり。
開栓するまでは、マイナス5℃で冷やせる日本酒セラー「サケキャビネット」で、酵母が働かないように保管していました。
開栓後は、味わいの変化を見たいので冷蔵庫の野菜室にて0℃で保管していました。
昨日よりも香りが開いています。
グレープフルーツのような香り。
ちょいシュワ。
昨日より甘さもUPしています。
酸味と甘みのバランスが丁度良いです。
ん、でもやっぱり酸味のほうが印象強めかな。
爽やかさがあります。
AKABU AIRを「大人のラムネ」と言う人も居ますが、分かります。
スーッと抜けるようなさわやかさ、あります。
まだ風に涼しさを感じる季節に、太陽の日差しの下でキンキンに冷やして飲んだら気持ち良いんだろうなぁ♪と思わせる味わいです。
お酒単体でも楽しめます。
休日だったので昼間っから飲んでいました(笑)
お昼ご飯のすみれチャーハンと一緒にいただきます。
おいしい。
苦味が無くなって、心地よい甘味になりました。
これは合います!
かわいい甘さ。キュート。
酸味もやさしくて、とってもおいしかったです♪
やはり低アルコールシリーズは飲みやすくて、カジュアルに愉しめるので良いですね。
次に発売されるのは「AKABU SEA(シー)」かな?
とっても楽しみです。
ごちそうさまでした♪
爽やかな酸味が印象的なAIR(エアー)わたしは大好きですが合わない人もいるかと思います。
それは、
です。
ですが「日本酒を爽やかに飲みたい時にピッタリ」の日本酒です。
暑くなってくると、どっしり系の日本酒は重たく感じますので気軽に日本酒を楽しみたい時などに最適です。
AKABU AIR(エアー)は残念ながら4月に発売される数量限定の商品なので、すぐに購入しないと手に入れることは難しくなります。
ですが、次に発売される「AKABU SEA(シー)」はさらに夏にピッタリのお酒となっていますので、気になったあなたはぜひチェックしてみてください!
赤武酒造さんの日本酒は、蔵での直接販売など行っていません。
そのためお近くの「特約販売店」さんにて購入する必要があります。
全国にある特約販売店さんの情報は、JSP(ジャパン・サケ・ショウチュウ・プラットフォーム)のサイトの下記のページに掲載されています。
一部の特約店とのことなので、掲載がない場合もあります。
近くに特約店さんが無い場合は、オンライン注文を受け付けしている酒販店さんがあるためそちらをご利用ください。
「赤武 オンライン」
とYahoo!やGoogleなどでキーワード検索するとヒットします。
わたしがよく利用するIMADEYAさんでもネットから注文できます。
なお、低アルコールシリーズは数量限定の季節限定商品です。
その時にしか発売されないため、買い逃してしまうと飲めるのはまた来年になってしまいます。
赤武酒造さんではInstagramで、これから発売される日本酒の蔵出し情報をUPしてくれています。
わたしも毎回Instagramでチェックしています。
人気の高いシリーズなので、蔵出し情報が出たらなるべく早く酒屋さんへ行くようにしましょう。
オンラインの場合は「予約」を行うことが多いので、早め早めの行動が手に入れるためのポイントとなります。
季節限定商品の購入の参考にしてみてくださいね。
毎年大人気の赤武エアーですが、2022年の蔵出しは「4月14日」となりました。
ですが、既に売り切れてしまっている特約店さんも多く「買い逃した!」という人も多いかもしれません。
そこで、現在も在庫のある販売店さんを調べてみました。
直ぐに売り切れてしまうかと思いますのでお早めにご注文を!
名称 :日本酒(純米酒)
原料料 :米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米 :吟ぎんが
精米歩合 :60%
アルコール度:12度
内容量 :720ml
価格 :1,980円(税込み)
製造者 :赤武酒造株式会社
所在地 :岩手県盛岡市北飯岡1-8-60
公式サイト :https://www.akabu1.com/
Instagram :https://www.instagram.com/akabu_sake/
赤武酒造さんの低アルコール・カジュアルシリーズの日本酒の発売時期は下記の通りです。
さくらは2021年からの発売でした。新商品が出るのも嬉しいですよね。
これから発売予定の「夏酒」も愉しみです♪