新政酒造さん(秋田県秋田市)が毎年「3ヶ月間連続」で発売する
その2022年のラスト第3弾となる「7月分」は7月28日(木)より発売となりました。
箱の中には2種類のお酒がセットで入っており、毎月それぞれ個性的なお酒を楽しむことが出来ます。
頒布会のお酒は、通常の商品とは異なり「試験作」ならびに「実験作」で構成されているため玄人向けとされ、さらに毎年異なるテーマにて醸されています。
今年は「PRIVET LAB EXTREME 2022」(プライベートラボ エクストリーム2022)です。
というPRIVET LABのお酒をテーマとし、それぞれのEXTREMEバージョンのお酒が収められていました。
ラストの第2弾は「貴醸酒」(きじょうしゅ)な2本!
こちらの2本を実際に味わってみました。
どんな日本酒だったのか…?
早速、見ていってみましょう。
ラストの第3弾となる7月分のお酒は、PRIVET LABシリーズの中から
に焦点を当てた、そのスピンオフとなるEXTREMEバージョンのお酒です。
貴醸酒とは、日本酒の仕込に使用する「仕込み水」の一部を「日本酒」に変えて醸すという贅沢なお酒です。
三段仕込みの最後、留添えの際に日本酒を加えることによりお酒がもう一度醪(もろみ)の中で発酵作用を受けるため「より濃厚で甘口」に仕上がるのが特徴です。
濃厚な甘口のお酒と言えば、貴腐ワインやアイスワインといったデザートワインを想像できる人も居るかもしれません。
貴醸酒もその甘さから「デザート日本酒」と言っても良いかもしれません。
それくらい甘みに特徴のある日本酒が貴醸酒というお酒です。
陽乃鳥は、新政酒造さんでは2008年より開発された貴醸酒で最大の特徴は完成後すみやかに瓶詰めして出荷される「フレッシュタイプ」の貴醸酒になります。
意図的に熟成させることで特徴的なクセが出る玄人向けの貴醸酒もある中、今回「フレッシュタイプ」と冊子に書いてあるのを見てとても納得することが出来ました。
だから陽乃鳥は、あんなに飲みやすいのね!
そして毎年、より良いバランスを求め味わいを変えてきているのがこのプライベートラボシリーズの特徴でもあります。
わたしは新政酒造さんの陽乃鳥(ひのとり)を初めて飲んだ時に「この日本酒が1番好きかも…!」とその味わいに惚れたひとりです。
甘みが濃ゆいのに、酸味が良い仕事をしてくれてスッキリさもあるため貴醸酒が初めての人でもとても飲みやすい味わいとなっています。
陽乃鳥について詳しくは下記の記事に書いていますので、気になったあなたご一緒にどうぞ。
\新政 陽乃鳥(ひのとり)その味わいは?/
そしてこの陽乃鳥から派生した「迦楼羅」(かるら)と「紫八咫」(むらさきやた)が今回の頒布会の中に入っていました。
まずはこちら。
陽乃鳥はオレンジがイメージカラーですが、迦楼羅(カルラ)は黄色、そして陽乃鳥のイラストよりもトサカが炎っぽくて何だかイケイケな感じがあります。
そして陽乃鳥にはこれまでに
などのスピンオフ作品が発売されましたが「迦楼羅」の登場は初めて!
ですが、迦楼羅(カルラ)のイラストと陽乃鳥改(ヒノトリ カイ)のイラストは酷似しており「陽乃鳥・改の進化版?」といった予想の声もありました。
果たしてどんなお酒なのか?
詳しく見てゆきたいと思います。
わたしも迦楼羅ってどんなお酒なんだろうとウッキウキで開封した訳ですが、この方、ヤバイクセのあるお方だったようです。
それは貴醸酒という製法はもちろんなのですが、
という点になります。
これを見て「クセが凄い…!」と思ったあなたは日本酒ツウで間違いありません。
通常、日本酒の元となる酒母をたてる際は
という2種類の製法にて酒母造りを行います。
違いは、
と、片や時間やコストなどを省き効率の良い近代的な製法に対して、片や時間も手間もコストもかかる昔ながらの製法という違いにあります。
市場に出回る日本酒のおよそ90%は「速醸酛」に対し、新政酒造さんでは、全てのお酒を「生酛」(きもと)造りで醸されていることは有名ですよね。
この「速醸酛」や「生酛」とはまた異なり、この2つの「原型」とも言われ古代から伝わる酒母製法が「菩提酛」となります。
菩提酛は室町時代中期に「清酒発祥の地」とされる奈良県にある正暦寺で創醸されました。
その製法は、まず水に生米を浸漬して自然の乳酸菌の力で乳酸発酵を促し「そやし水」を製造します。
その「そやし水」を酛の仕込み水として利用する製法のため、別名「水酛」(みずもと)とも呼ばれます。
この菩提酛という製法で酒母をたてたのが「迦楼羅」です。
また、菩提酛の日本酒は奈良県にある「風の森」を醸す油長酒造さんや「みむろ杉」を醸す今西酒造さんなどでも醸されていますのでその味わいを知ることが出来ます。
日本酒造りには通常「黄麹」を使用し、蒸した米に麹菌を繁殖させ「麹」(酒母麹・掛麹)を完成させます。
この時に焼酎造りに使用される「白麹」を使用すると、クエン酸を大量に発生させる麹を造ることができ「高酸味系」の日本酒を醸すことが出来ます。
これは新政酒造さんの亜麻猫(あまねこ)にあたり、亜麻猫は黄麹と白麹の両方を使用し醸されています。
そして、黄麹の他に「クモノスカビ」という菌を蒸した米ではなく「生米」に繁殖させて使用したのが「迦楼羅」になります。
クモノスカビを用いるお酒造りは、中国の紹興酒づくりの際に使用される製法です。
クモノスカビを使用すると、フマル酸やリンゴ酸を大量に生成する特徴がありこちらも白麹(クエン酸)とはまた異なる「高酸味系」のお酒を醸すことができます。
詳しくは、2021年の新政頒布会「No.6 C-type」が同じクモノスカビを使用しているお酒のため、そちらの記事の説明に記載しています。
気になったあなたはぜひご一緒に読んでみてください。
\新政頒布会2021 No.6「K-Type」「C-Type」/
こちらは冊子などに理由が書いていないためわたしの考察になりますが、
ということから名前は違えど、テーマが同じのため同様のイラストを使用したのでは?と思いました。
※陽乃鳥改は飲んだことが無いため写真はありません…
全然違ったらすみません( ´人` )
ちなみに迦楼羅は「日本酒のルーツを探る取り組み」もテーマとなっており、説明には
ベースとなる製法・貴醸酒そのものが「延喜式」にさかのぼる日本酒の古来のスタイルでもある。
本作品は、まさに日本酒のルーツを探検する壮大な取り組み—–いわば、飲む<文化酒類額>というべき存在といえよう。
と記載がありました。
「菩提酛×生米麴」
この2つの製法を叶えている、さらに貴醸酒である…え、改めて書いてみるとヤッバイですね。
新政酒造さんでしか出来ない超絶マニアックなお酒なのでは無いでしょうか。
もう1本のお酒は、知っている人は歓喜する「紫八咫」(むらさきやた)というお酒です。
今回は
となりました。
ランダムは「何が出るかな?」のワクワク要素、そして小瓶でも十分に嬉しい!と思ったのはわたしだけでは無い…はず。
それも、紫八咫は新政酒造さんの醸す日本酒の中でも【レア度が高く・かなり希少なお酒】のためです。
今回わたしは「紫八咫 2013」を引き当てることができました。
こちらはただの貴醸酒ではありません。
貴醸酒を貴醸酒で仕込むという「再仕込み貴醸酒」のお酒となっており、搾った貴醸酒を翌年の貴醸酒造りに使用しそれを延々と繰り返したお酒となっています。
つまり、通常の貴醸酒よりも「もっと濃い酒」ということです。
紫八咫2018には、紫八咫2017が使用されていて、紫八咫2017には紫八咫2016が使用されてるという…
冊子には「秘伝の継ぎ足しタレのような感じ」とコメントがありました。
なお、紫八咫の先祖は2008年に醸造した「特別純米 六號(ろくごう)」というお酒で、このお酒の名残がいずれのヴィンテージの紫八咫に組み込まれています。
2008年は現体制の「新政」がはじまった年のため、紫八咫をたしなむ=近年の新政の歴史を飲むに等しい行為にほかならない…とのことです。
そして当初はスタートから8年後に終了する予定が、気付けば9世代の醸造がはじまってたことが判明し、現在もこの「紫八咫プロジェクト」は続いています。
こちらのお酒は
と普通に考えて一般の人は【ほぼ買えない】幻のお酒となっているのです。
また、ここ数年はコロナのために出荷がストップし現状までのリリースは「2016ヴィンテージ」まで。
今後の出荷に関しては「まだ未定」とのことでした。
今回アトランダムで「2017」と「2018」が入っていますが、こちらはまだこれまでにリリースされていないヴィンテージとなります。
新政酒造さんのナマハゲフェスティバルでは、紫八咫の2019まで提供があったためそちらで飲んだ人は居るかもしれません。
\ナマハゲフェスティバルの様子はこちら/
普段、紫八咫を飲む機会や出逢える機会は少ないかと思います。
そして新政酒造さんのお酒が好きな場合「もっと知りたい!」という人はわたしを含めきっと少なくないはず。
今回の冊子に「各ヴィンテージの特徴」が記載されていました。
これ、マニアなら絶対知りたいところ!
ということで、ここからはそれぞれの特徴について冊子の文章を引用させていただきたいと思います。
アルコール度数:16度
9年近い熟成が施されている「紫八咫」。米の出来が良く、本作品も佳作の趣がある。色調はは琥珀色。
ナッツまたはカラメル的基調香に適度なスパイシーな香りも感じられる。アルコール度数は16%中盤であり、骨太の構造はまさに貴醸酒らしい。
とはいえ新政らしい軽快さも垣間見え、良好なバランスの出来栄えではなかろうか。
もう飲みどきを迎えている。前杜氏・古関弘氏の杜氏就任年度の作品である。
アルコール度数:16度
8年ほどの熟成酒である。バニラ、シナモン、なめし革、焼き菓子のような香り。
アルコール分も16%中盤であり、甘みは非常に強く、食前酒として適当な味わいだ。
米の出来の違いから、前年度の出来栄えには及ばないが、強い甘み主体の貴醸酒らしい味わいが、現在の陽乃鳥・紫八咫と全くの好対照であり、興味深い味わい。
そろそろ飲みどきといえる。前杜氏・古関弘氏の作品。
アルコール度数:16度
7年の熟成を経た「紫八咫」。原料米の出来栄えも良好なヴィンテージで、本企画「紫八咫アトランダム」中でも価値のある内容を誇る。
熟したバナナ、焦しキャラメル、八角といった香り。
また濃密だがキレの良い甘みが魅力。濃さと軽さの併存が良酒の条件であるが、時間がこれにさらにまろやかさを付け加えている。
若さもあるが、飲みどきであろう。前杜氏・古関弘氏の作。
アルコール度数:15度
6年近いの熟成を経た「紫八咫」。原料米の出来の不利を逆手にとってスリムな躯体を打ち出している。
酸味も鮮やかに感じられ、貴醸酒としては控えめな甘みが個性を打ち出している。
アルコール度数は15%台中盤に抑えられ、香りにもヴィネガーや柑橘的なニュアンスが微かに感じられ飲み飽きない。
本年から構造上、飛躍的に寿命が伸びており、まだ若い。前杜氏・古関弘氏の作。
アルコール度数:15度
米の出来は比較的良好であるが、昨年に引き続き酸味と控えめな甘さによる軽快さが際立つ新スタイルの「紫八咫」。
構造は爽やかにして強健であり5年ほどの熟成を経ているが、まだ若いといえる。
(とはいえ本企画品は、四合瓶から小瓶に開け替える際に、少なからず酸化が進んでいるので、すぐに飲んでもらいたい)。
前杜氏・古関弘氏また、副杜氏の植松誠人氏の作。
アルコール度数:14度
4年の熟成の「紫八咫」。控えめな吟醸香と柑橘・アップルヴィネガー様の香りが個性的である。
米質が低調であったのと、長期保管のため若干の還元香(硫黄香)が感じられるが、これは開封後すみやかに消えるだろう。
より強い甘みを表現するために酸味を重視するという、最近の「陽乃鳥」に通じる思想が見られる構成。
まだ瑞々しく若さも楽しめる。現杜氏の植松誠人氏の作。
以上になります。
前杜氏の古関さんの作品だったり、アルコール分が低くなっていくのも新政酒造さんの歴史を垣間見れるお酒だなぁと思いました。
もし紫八咫に出逢った際は、テイスティングコメントを参考にしてみると面白いかもしれません。
こちらの2本のお酒は今回の頒布会の中で1番「待ってました!」な2本でした。
わたしはやっぱり「陽乃鳥」(ひのとり)が大好きなので、受け取りに行った時はめちゃめちゃ嬉しかったです。
全く想像の付かない「迦楼羅」(かるら)。
何が当たるかわからない「紫八咫」(むらさきやた)。
それぞれどんな味わいの日本酒だったのか?
書いてゆきたいと思います。
先に開けたのはこちら。
実はこの迦楼羅(かるら)、冊子の説明を読んだ時にとっても混乱したお酒でもあります。
「菩提酛でクモノスカビで貴醸酒?」
想像した味わいは「クセがある」です。
そうなのです、特に菩提酛の日本酒ってそのクセに好き嫌いが分かれるお酒だと、油長酒造さんの「鷹長」を飲んで感じておりました。
そしてクモノスカビ!こちらもNo.6 C-typeで味わいましたが、独特かつ個性が、強い!
個性の殴り合いなのでは…?と若干不安に思いつつ飲んでゆきたいと思います。
柑橘な酸味とジューシーで厚みのある香り。
スッキリした甘みも香り、これは美味しい香りです。
確かに、冊子に書いてあるように若いメロンの香りがあります。
甘みたっぷり感!
どんな甘みかと言うと、甘酒を飲んだ時に酒粕が口の中に残ったあのふんわりと存在するお米の甘み(?)のような感じ。
炊いたお米をモグモグ噛んだ時の甘みというか…
飲み口にはジワッと酸味もあるので、甘さだけではなくスッキリさとジンワリとした苦味も後口に残ります。
ゴクゴクと飲むのではなく、ゆっくりと味わいながら飲みたくなるお酒です。
陽乃鳥とは異なる甘みで、迦楼羅の方がまったり感&瑞々しさがあり、比べると陽乃鳥にはフレッシュさがあんだなぁと改めて感じました。
気にしながら飲むと少し独特なクセが気になりますが、甘みは濃すぎないので飲みやすさはあります。
酸味が本当にいい仕事をしていると思います。
思っていたよりも完成した味わいで、酸味のおかげで美味しく飲めるのだと感じました。
1日で飲み切るのはもったいないので、開栓後は冷蔵庫で保管をしていました。
味わいの変化はあったのでしょうか?
香ってみると、甘いのにスッキリとした梨っぽい香りを今日は強く感じます。
陽乃鳥はチーズとめちゃめちゃ合うため、迦楼羅もチーズと合わせてみました。
キリを食べてから飲んでみると、合う!
甘みありつつ酸味の方がUPし、柑橘的な苦味も出ますがギュッと甘くてさっぱり旨し。
初日も思いましたが、迦楼羅は甘みもそうですが酸味に独特さがあります。
料理と一緒だとそのクセの感じは気にならずに美味しく飲むことが出来ます。
写真はありませんが、コロッケやメンチカツはソースに酸味が良い感じに引き出されて美味しくいただけます。
甘みよりも酸味でスッキリ飲めます。
ソーメンと一緒だと、合うし美味しく飲めます。
甘みが増すのにさっぱり。
ソーメンの味わいもしっかり楽しめて美味しい。
そして、改めてお酒単体で飲むと濃い!甘みがしっかりと濃ゆいお酒です。
お次はこちら。
今回入手できたのは「2013」ヴィンテージの紫八咫です。
紫八咫はこれまで飲んだことがありませんでしたが、ナマフェスで初めて飲むことが叶いました。
その時飲んだのは2010~2014ヴィンテージの4種類です。
この中では「2014が1番好き」な味わいでした。
2013は改めて飲むとどんな感じなのか?
一気に吸い込んだためか、キツーイ!
正直に言うと苦手な香りです。
熟成酒の香り。
ナッツ…マカダミアナッツ系のスッキリさのある感じと、アーモンドの皮の苦味のある香り。
ですがナッツよりも、干した無花果(いちじく)のような酸っぱい酸味も一緒に香ります。
カラメルっぽさもよーく嗅ぐとありますが、スッキリさのほうが強いです。
カラメル感強い。
濃厚な甘みからのスッキリさもあり、鼻から抜ける香りには熟成感ありつつそれがまたクセになり美味しいです。
最初に香ったときよりも、飲んでいる時に抜けていく香りの方が美味しいです。
若干ですが、干しシイタケのような感じもあります。
甘過ぎずに酸味のスッキリ感もあるため、熟成した貴醸酒と考えるととても飲みやすいです。
コクのある甘みがまた美味しい。
スッキリと表現しましたが、皮つきのアーモンドを食べた時のあの皮のさっぱり感があります。
2017ヴィンテージの説明に「小瓶に開け替える際に酸化」といった話がありましたが、その酸化の感じが分かるかもしれません。
美味しいのだけれども…。(けども…と付いてしまう)
ナマフェスでは4種類のヴィンテージを飲み比べすることで自分の好きなヴィンテージを見つけることが出来ました。
こちらも同様に、2013~2018まで飲み比べる機会があれば「好きな味わい」を見つけれるのになぁ…と思いました。
仲間内で集まって出来る方はぜひ!と思います。
正直な話わたしは2013はそこまで刺さりませんでしたが、きっと好みな紫八咫がいるだろうと感じました。
陽乃鳥が好きなので、若いヴィンテージの方が刺さるのかしら?
これは飲んでみないと分からないですよね。
ですが、とっても貴重な体験ができました!
飲めて嬉しかった&美味しかったです。
ごちそうさまでした。
新政頒布会2022年、7月分の「迦楼羅」「紫八咫 2013」を飲んでみて
迦楼羅(かるら)は
紫八咫 2013は
といった感じでした。
今回の頒布会はのお酒はどちらも待ちに待っていた物でしたが、フレッシュな貴醸酒の陽乃鳥が好みなためまた少し異なる味わいを体験することが出来ました。
どちらも時間を掛けてゆっくり系なお酒のため、単体で楽しむもよし、食中酒として愉しむもよしだと思います。
希少なお酒を飲めて嬉しかったです。
購入させてくださった酒販店さんに感謝!( ´人` )
特別頒布会のお酒は、基本的に飲食店さん優先となるお酒です。
購入するには「特約販売店」さんに行く必要がありますが
と年々、入手難易度が高くなっており個人の人は中々購入できないのが新政頒布会の日本酒です。
また、特約店さんによって販売方法は異なるため
など「新規の場合は買えない」ことを前提に動く必要がある日本酒であるのが現状です。
【新政頒布会はかなり難しい】
と知っておくと買えなかった時にガッカリせずに済むかもしれません。
どうしても購入したいのなら、通える特約店さんを知り信頼関係を築くことが最優先となります。
一部の特約店さんは下記のJSP(ジャパン・サケ・ショウチュウ・プラットフォーム)の公式ページより確認ができます。
「どしても買いたい!」
という人は、まずは通える・近くの特約店さんを知ることからはじめるのが大切です。
「それでも飲みたい!」
という場合は、飲食店さんへ飲みに行くのが早いです。
飲める飲食店さんは、SNSなどで入荷情報を見つけることもできますのでぜひ一度チェックをしてみてください。
今回のノベルティは
でした。
新政酒造の8代目蔵元・佐藤祐輔さんのTwitterで前もって発信されていたキーホルダーは、やはりめちゃめちゃ可愛くて嬉しかったです。
1点、思っていたサイズが一回りは小さいかな?
あれ?でもちょっと待って!
ピアスにしたらめっちゃ可愛いサイズ感じゃん!キーホルダーのまま使うのも良いですが、これピアス化決定なのでは?
また、これらはランダムのためわたしがGETできたのは
でした。
マスクも普段使いにも出来そうな色合いだったためとても満足です。
ちなみに、1番カッコイイデザインのマスクは黒の涅槃(ニルガメ)だと思います。
あれは本当に当たりだと思います。
今回のノベルティはキャラクターデザインのものだったので大満足だった方も多いのではないでしょうか?
また来年の頒布会も楽しみですね。
7月の頒布会のデータは下記の通りです。
品目 :日本酒
内容量 :720ml
特殊製法 :貴醸酒
アルコール分 :13度
原材料名 :米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)、日本酒(秋田県産米)
原料米 :美山錦100%使用(秋田県湯沢地区産)
精米歩合 :掛米55%、麹米60%
原料米収穫年度:2021年
醸造年度 :令和3酒造年度(2021-2022)
使用酵母 :きょうかい6号
発酵容器 :温度制御タンク
甘さ :貴醸酒といえる程度には高い
すっぱさ :ちょうどいいくらい
コク :陽乃鳥よりある
杜氏名 :植松誠人
品目 :日本酒
内容量 :365ml
特殊製法 :再仕込貴醸酒
アルコール分 :16度
原材料名 :米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)
原料米 :美山錦100%使用
精米歩合 :60%(掛米、麹米ともに60%)
原料米収穫年度:2013年
醸造年度 :平成25酒造年度(2013-2014)
使用酵母 :きょうかい6号
発酵容器 :温度制御タンク
甘さ :まちまちだがぜんぶ甘い
すっぱさ :新しいほうがすっぱい
コク :古いほうがこってり
杜氏名 :古関弘
価格 :上記2本で、4,500円(税込み)
製造者 :新政酒造株式会社/秋田県秋田市大町6丁目2番35号
公式サイト :http://www.aramasa.jp/
Twitter :https://twitter.com/aramasayamayu
新政特別頒布会2022もこれで完結です。
来年の頒布会はどんなお酒になるのでしょうか。
そして、購入することは出来るのでしょうか…。
新政酒造さんの日本酒は大好きなので、出来る限り追い掛けてゆきたいと思います。
\新政特別頒布会2022【5月分】/
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