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【飲み比べ】東鶴(あずまつる)純米吟醸生「WHITE」「BLACK」白麹・黒麹の日本酒その味わいは?

【飲み比べ】東鶴(あずまつる)純米吟醸生「WHITE」「BLACK」

佐賀県多久市にある「東鶴酒造株式会社」さんが醸す日本酒のひとつに

という銘柄があるのはご存じでしょうか?

実は「東鶴(あずまつる)」という銘柄の日本酒があることを知りませんでした。

佐賀のお酒と言えば「七田(しちだ)」が最初に思い浮かぶわたしです。

こちらの2本は、会社の日本酒好きの方から

「何も語らずに」

ある日突然、送られてきた日本酒です。

見たことのない銘柄の日本酒。

どんな日本酒だったのか…?

早速、見ていってみましょう♪

東鶴(あずまつる)とは?

東鶴(あずまつる)とは?

東鶴酒造さんは、1830年に創業の老舗の蔵ですが日本酒需要の減少による経営の難化により平成元年から酒造りを「休業」していた酒蔵さんです。

現在の代表取締役でもある「野中保斉(のなか やすなり)」さん。

2008年(平成20年)に実家である蔵へ戻り「酒蔵を復活させる」べく当時28歳という若さで、杜氏としてたった一人で酒造りをリスタートさせました。

佐賀県産米を中心とした原材料や多久の良質な地下水を仕込み水に使用し、2017年にはフランス開催の日本酒品評会「Kura Master」にてゴールドメダルを獲得。

理想の「日本酒」造りに近づいてきた…!という矢先、2019年8月28日佐賀県豪雨災害により酒蔵が浸水被害に合ってしまいました。

「もう東鶴はダメなんじゃないか?」「酒造りなんて出来ないんじゃないか?」

と思ってしまう程、受けた浸水被害が酷く…

その後、Makuakeでクラウドファンディングを行い支援をもらうことにより被災した酒蔵の復興を叶え酒造りを続けることができました。

こういった経験をされている酒蔵さんというのは今回調べて初めて知りました。

いつ起こるかわからない自然災害は本当に怖いですよね。

マクアケのサポーターさんの応援コメントがとても温かいものばかりだったため「愛されている酒蔵さんなんだなぁ」となんだか嬉しくなりました。

Makuakeのプロジェクト内容はこちら(支援は終了しています)
https://www.makuake.com/project/azumatsuru/

東鶴 純米吟醸生「WHITE」「BLACK」とは?

東鶴 純米吟醸生「WHITE」「BLACK」とは?

通常、日本酒を醸す際に使用される「麹菌」(こうじきん)は「黄麹」(きこうじ)と呼ばれるものを使用して米のデンプンを糖に変えます。

こちらの2本は黄麹とは違う麹を使用して醸した日本酒です。

東鶴 純米吟醸生「WHITE」とは?

東鶴 純米吟醸生「WHITE」とは?

一見、日本酒とは思えないお洒落な見た目のこちら。

東鶴 純米吟醸生「WHITE」は名前の通り「白麹」(しろこうじ)を使用して醸しました。

白麹は、主に泡盛以外の「焼酎」に使用される麹菌のことでクエン酸を大量に生成する特徴があります。

黒麹の突然変異として発見されました。

白麹で醸した日本酒は「酸味」が特徴となります。

蔵元さんのイメージでは「WHITE」は「白ワイン」という位置づけで、白ワインに合う料理(魚のカルパッチョなど)と一緒にいただくのがおすすめとのことです。

東鶴 純米吟醸生「BLACK」とは?

東鶴 純米吟醸生「BLACK」とは?

WHITEラベルと色違いのこちらの日本酒。

東鶴 純米吟醸生「BLACK」はこちらも名前の通り「黒麹」(くろこうじ)を使用して醸したお酒です。

黒麹は、主に「泡盛」に使用される麹菌のことで、こちらもクエン酸を大量に生成する特徴があります。

そのためクエン酸による「酸味」が特徴となります。

蔵元さんのイメージでは「BLACK」は「赤ワイン」と言う位置づけで、赤ワインに合う料理(お肉など)と一緒にいただくのがおすすめとのことです。

「東鶴 WHITE」と「東鶴 BLACK」を飲み比べてみての感想は?

「東鶴 WHITE」と「東鶴 BLACK」を飲み比べてみての感想は?

わたしは今まで「白麹」で醸された日本酒は何種類か飲んだことがあります。

特に、新政酒造さんの「亜麻猫」(あまねこ)は白麹で醸されていることで有名ですよね。

ですが「黒麹」は今回初めて!になるかと思います。(思い返してみても記憶にない…はず)

そんな、白と黒の同時で飲み比べができるため「とても貴重な体験なのでは?」とウキウキでした。

(会社の方へ…ありがとうございます!)

果たしてどんな違いがあるのか?

実際に飲んでみた感想を書いていきたいと思います。

東鶴 純米吟醸生 WHITE(白麹)を飲んでみて

東鶴 純米吟醸生 WHITE(白麹)を飲んでみて

先に開けたのはこちら。

5月にいただいたのですが、開栓は7月後半となり日本酒セラーではなく冷蔵庫(0度)で保管をしていました。

王冠を開けると「ポン!」と小気味いい音が鳴ります。

色は結構、黄色いです。

早速香ってみると…

思ったよりもまったり。

レモンのような酸味を感じる香りです。

柑橘っぽさもあり、甘みも香ります。

ひと口含むと…

柑橘&さっぱり!

甘さもありますが、さっぱり爽やかさ有。

お米感もあります。

これは美味しい甘酸です。

後口に、日本酒感がありますが好きなタイプのお酒です。

飲み口はとっても柑橘。

この柑橘感は「新政酒造」さんのお酒を想像できます。

ちなみに、亜麻猫ではなく別のお酒で感じる柑橘っぽさです。(亜麻猫感はありません。)

3月に製造されたお酒ですが、7月の暑い夏の日でも美味しくいただけます。

最初さっぱり甘く、おいしいです。

さわやかレモン。

甘さが甘すぎずに丁度良い感じです。

料理と一緒に

今となっては不明ですが、ねばねばサラダ・葉っぱのマヨネーズサラダ・トマトとモッツァレラのカプレーゼとオールサラダペアリングをしています。

夏の定番!ねばねばサラダは、レモン感が強調されて美味しいです。

さっぱり爽やか。

甘みもいい感じで、このWHITEは美味しいお酒だと改めて感じました。

新政さんのお酒ほど綺麗さはなく、お米や日本酒感がありますがかなり好きなタイプのお酒です。

カプレーゼは、トマトの酸味とめっちゃ合います!

酸味さっぱり♪

時間が経って常温になるよりも、冷たく冷やして飲むのが美味しいお酒です。

マヨサラダは、甘さが引き出されて柑橘感UP!

うまーいです。

東鶴 純米吟醸生 BLACK(黒麹)を飲んでみて

東鶴 純米吟醸生 BLACK(黒麹)を飲んでみて

お次に開けたのはこちら。

ですが、王冠を開ける時にかなり硬くて中々開きません!

「WHITE」とは違って「ポン」という音は鳴りませんでした。

香ってみると…

メロンとかバナナ…?

まったり感のある香りがします。

酸味は「お酢」っぽい感じがあり、キレるような感じもあります。

グラスに注いだ途端「黄色!」と思うくらい色のあるお酒です。

ひと口飲んでみると…

まったり、また~り。まぁるいお米感。

メロンっぽい甘さで丸みを感じますが、ベタ付きなどは一切ありません。

後口は酸味さっぱり感。

飲み口の甘さが結構甘くて一瞬「甘過ぎ?」と思いましたが、酸味がイイ感じに仕事をしてくれます。

後口で酸味が甘さをまとめて持って行ってくれるので美味しく飲むことができます。

甘酸?

柑橘の甘さ?

苦味も少し感るのでグレープフルーツっぽさもある?

最初はしっかり甘くてお米を感じながら、最後はさっぱり爽やかでフィニッシュするお酒です。

WHITEよりも厚みやまったり感があり、白ワイン・赤ワインの例えが何となくわかりました。

こちらも柑橘系な感じがあり美味しいです。

料理と一緒に

こちらも料理(ALLサラダ)と一緒にいただきます。(なぜなのか…)

ねばねばサラダは、柑橘っぽさがUPして美味しいです。

甘み→酸味さっぱり→柑橘=おいしい。

まったり甘酸で、甘みがぶわーーーっと広がってからのさっぱり感。

どちらのお酒も納豆が悪さをせずに美味しくいただけます。

※お酒によっては納豆の臭みが強調されるものがあります。

カプレーゼは、甘みが美味しくなりました。

そしてやはりさわやか。それがおいしい。

マヨサラダは、甘みがかなり引き出されますが、美味しい甘味なので問題なし!

【開栓3日目】東鶴「WHITE」その味わいは?

【開栓3日目】東鶴「WHITE」その味わいは?

1日で2本は飲めないため、残りは引き続き冷蔵庫にて保管をしていました。

初日との変化はあったのでしょうか?

早速香ってみると、柑橘!美味しい香りです。

ひと口含むと…

柑橘感UP!

甘さと、後口はレモンのように酸味さっぱり。

おいしいです。

料理と一緒に…

マヨサラダは、酸味がUPして爽やかさが好きです。

マヨに合う!丁度良い甘さがおいしい。

ナスの豚バラ巻きは、甘さがUPします。

でもマヨネーズのほうがマリアージュします。

【開栓3日目】東鶴「BLACK」その味わいは?

【開栓3日目】東鶴「BLACK」その味わいは?

こちらもいただきます。

香ってみると、まったり感のある柑橘。そしてお酢っぽさもあります。

ひと口含むと…

ジューシー感のある柑橘。

甘さに厚みがあります。

柑橘の皮寄りの苦さも少しあります。

後口はさっぱり美味しいです。

初日より柑橘感が強くなりました。

料理と一緒に…

マヨサラダは、甘さがイイ感じにUP・ジューシー感がおいしいです。

ナスの豚バラ巻きは、こっちのほうが甘さが合う!

BLACKは「肉料理と一緒に」というのが納得出来ました。

おいしいです。

食べてるとマヨネーズは甘過ぎのように感じてきました。

マヨは「WHITE」、肉は「BLACK」が合いますね。

そんなこんなで、2本とも飲み切ってしまいました。

美味しかったです!

ごちそうさまでした♪

飲み比べをしてみて~まとめ~

飲み比べをしてみて~まとめ~

今回は、東鶴の「WHITE」と「BLACK」を飲み比べてみました。

飲んでいて、それぞれ個性が違いますが「わたしが好きな味わい」のお酒で「これはまた飲みたい!」と思える日本酒でした。

という結果となりました。

黒麹は初めてなので、他の黒麹の日本酒も飲んでみたいなと思った1本です。

BLACKよりWHITEがすきな味わいでしたが、BLACKも美味しいので両方ともまた一緒に飲みたいなぁと思っています。

このお酒をくださった会社の方も、黒を飲んで「なにこれ、うんまぁ!」っと感動したお酒と言っていました。

その人も新政酒造さんの日本酒が好きな人なので、新政好きの方には飲んでいただきたい。

もちろんそうでない人も、ぜひぜひ飲んでみていただきたいお酒となっています。

東鶴(あずまつる)のお酒が買えるお店は?

東鶴(あずまつる)のお酒が買えるお店は?

東鶴酒造さんの日本酒は「特約店」さんでの販売となります。

公式サイトでは、フォームから連絡すると近くの取り扱い店舗を案内してくれるとのことでした。

わたしは頂いたお酒のため、ネット通販を行っている販売店さんを検索してみました。

【東鶴 WHITE】
【東鶴 BLACK】

といったキーワードで、GoogleやYahoo!検索をすると見つけることができます。

例えば、下記の酒販店さんでしたら10月21日現在でも在庫があったため購入することができます。

ちなみに、会社の人は【地酒屋こだま】さんで購入したとのことでした。

ネット販売は行っていませんが、1度は行ってみたい酒販店さんです。

気になったあなたはぜひ覗いてみてくださいね。

地酒屋こだま(東京都豊島区南大塚)
https://sake-kodama.jimdofree.com/

東鶴 純米吟醸生「WHITE」のデータ

東鶴 純米吟醸生「WHITE」のデータ

特定名称  :純米吟醸酒(生)
原材料名  :米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米   :さがの華100%使用
精米歩合  :55%
アルコール分:16度
内容量   :720ml
価格    :1,760円(税込)

東鶴 純米吟醸生「BLACK」のデータ

東鶴 純米吟醸生「BLACK」のデータ

特定名称  :純米吟醸
原材料名  :米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米   :さがの華100%使用
精米歩合  :55%
アルコール分:16度
内容量   :720ml
価格    :1,765円(税込)

製造者   :東鶴酒造株式会社/佐賀県多久市東多久町大字別府3625-1
公式サイト :http://azumatsuru.com/
Facebook  :https://www.facebook.com/azumatsuru/

今回は東鶴さんの「白麹」「黒麹」で醸した日本酒をいただきました。

他の銘柄はどうなのか?

機会があれば今度は自分の手で取ってみたいと思います。

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この記事を書いた人
ねこと日本酒 なかのひと
日本酒メディアを任されたお酒と猫が好きなひと。コンセプトは「日本酒の新しい楽しみ方を発見するサイト」。伝えるには知識不足を感じ唎酒師の資格を取得しました(* ´ω` *)まだまだ勉強中ですが、日本酒を飲んで笑顔になったり「日本酒飲みたい~」と思ってもらえるようなサイトを目指しています!日本酒はおいしいヨ♪
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