日本酒と食材のペアリング第3弾も「ケンタッキー・フライド・チキン」です。
と思ったそこのあなたも！待っていたよと思っていただいたあなたも！
ケンタッキー大好きなかのひとです。こんにちは。
第1弾の【赤武 AKABU SNOW XMAS 2020】がケンタッキーと合いすぎて美味し過ぎたので【スノーエクストラ】も絶対合いますよね？と思い試してみました。
わたしの中で
「赤武SNOWを飲むなら、酒のつまみはケンタッキー」
になりつつあります。
今回はどんな結果となったのか？
早速、はじめて行きたいと思います♪
こちらの日本酒は、岩手県盛岡市にある「赤武酒造株式会社」さんが令和3年（2021年）の最初に蔵出しをした日本酒です。
赤武さんの日本酒は【SNOW XMAS（スノークリスマス）】を飲んだのが初めてで、すっかり大好きになった酒蔵さんです。
Instagramをされているため、フォローしておけば蔵出しするお酒の情報をカンタンに入手することができます。
2ヵ月連続でのSNOWシリーズ放出。
SNOWシリーズは名前の通り「白い季節におくる」冬限定の日本酒です。
SNOWの他にも季節限定のお酒で
といった春限定の「春酒」や夏限定の「夏酒」などの人気シリーズがあります。
12月に発売された「SNOW クリスマス」は【おりからみ】の日本酒です。
やさしいパイナップルのような華やかな香り＆ほのかな甘味の上に爽やかな酸味を感じるさっぱりスルスル飲めるタイプの日本酒でした。
1月に発売された「SNOW エクストラ」は【にごりざけ】の日本酒です。
そして「エクストラ（EX）」の名の通り、クリスマスSNOWを改良しより贅沢気分を味わえる日本酒に仕上げたものになります。
つまり、リッチバージョンということですね？
ちなみに、【おりからみ】と【にごりざけ】の違いは下記の通りです。
日本酒を醸造する際に、アルコール発酵が終わった後に「搾る」作業があります。
これは酒粕と液体を分ける作業です。
この搾ったあとはまだお酒（液体）の中には細かな米粒や麹などの固形物が残っているため薄く濁った状態になっています。
この固形物などを「滓（おり）」と呼び、滓を沈殿させて澄んだ部分を抽出したものが日本酒となります。
そして、この滓の部分を抽出し少しだけ混ぜたものを「おりからみ（滓がらみ）」と呼びます。
にごり酒は、「搾る」時に目の粗い布などで搾り「あえて固形物を多く残した状態」に仕上げたもののことを言います。
つまり、
となります。
また、【おりがらみ】とは別に【うすにごり】と呼ばれるものもあります。
…と覚えておくと新酒の日本酒を選ぶ際に、違いを理解して選ぶことが可能です。
通常の「日本酒」といえば透き通った滓の無いものが普通ですよね。
何が違うのか？
実は滓（おり）にはアミノ酸などが多く含まれています。
そのため滓を混ぜたり、残したりすることで日本酒の味わいや香りが濃醇（深みやコクがでる）といったお酒に仕上げることができます。
滓が入っているので、舌触りがふわっとシルキーだったり（おりがらみ・うすにごり）トロっと厚みを感じたりもします（にごり酒）。
ですが滓がある＝雑味が通常よりも強くなる。ということです。
そのため、「にごり酒の味わいが苦手！」という人もいます。
また、新酒（しぼりたて）のお酒に「おりからみ」や「にごり」が多いのは「最初の搾る段階で滓を残すか、絡めるか」を決めて搾るためこの時期（冬）だけの日本酒となるのです。
今回は「SNOW EXTRAが出る！」という情報を見た時から決めていました。
「SNOW XMASがケンタッキーと合ったなら、EXTRAも合うでしょう（確信）」
と。
そのため、
と1本は一緒に飲む用に、もう1本はケンタッキー用に2本購入しました。
まず、こちらのAKABUは先ほど紹介の通り「にごりさけ」そして「生酒」です。
にごりさけの生酒は、酵母が活きているのでシュワシュワと微発砲感のあるものが多くなります。
AKABU SNOW EXTRAも、蓋にガス抜き用の穴が開いている王冠を使用していて「絶対横にしないでね！」と酒屋の店主さんに注意を促された日本酒です。
開ける時は数日間冷蔵庫に保管していたので、溢れることなく普通に開けることが出来ました。
スノークリスマスは瓶の底にうっすらと滓が沈殿していましたが、こちらは「にごり、入っています！」と瓶の底に主張が見えます。
（瓶も白くて中が見えるのでｗ）
まずは混ぜずに「上澄み」をいただきます。
酸味の香り。
これは「パイナップル」。
ん？フレッシュなリンゴ、青りんごのような香りにも感じます。
舌にピリリと刺激が。甘みもあるけどさっぱり感が強い。お米の甘さがあり、ゴクゴクいけちゃいます。
甘みが増して美味しい！
次に、にごりを「混ぜて」いただきます。
…混ぜている時、雪みたいできれい…！スノードームのようになりました。かわいい！
混ぜたほうが美味しい！酸味と甘みのバランスがよくなりました。甘さが増したように感じます。
ジュースを飲んでるみたいで、舌に程よい酸味もあって、とにかくおいしい♪
おいしい。邪魔など、ない。
…やはり、SNOWはケンタッキーに合います。
ピチピチなのにやさしくて、XMASよりお米の味わいを感じます。
酸味・甘味・お米の香り、それぞれがはっきりしているのに、それぞれがうまく合わさって結果的にやさしくまとめているので飲みやすいし、おいしい。
ケンタッキーの油っぽさを、雪が溶けるように「すっ…」とやさしく流してくれます。
日本酒の甘みも増して、ケンタッキーにとても合います（相乗効果！）
アルコール度数は13度ですが、濃密な感じがあるので13度より高く感じます。
やさしい甘さで本当に飲みやすい！
飲むほどに甘みが強く感じられて、ジュースみたい。おいしいなぁ～。
やはり気付けば今回も四合瓶1本をひとりで開けていました（笑）
恐るべし、AKABU SNOW！
本当にスルスル飲めちゃう日本酒です。2本飲んだけど、もっと飲みたいなぁ～。
「SNOWにはケンタッキー！」
わたしの中でこの方程式が出来上がってしまいました。
この調子で行くと、今年も発売されれば
もケンタッキーとペアリングしてしまいそうです（笑）
ですが、AKABUさん以外にもケンタッキーと合う日本酒を見つけていきたいと思っています！
酸味があって、甘み・香りが強すぎない爽やか系の日本酒…
良いのを見つけたらペアリングしてみますね♪
こちらは【ケンタッキー】に合う日本酒は？【赤武 AKABU SNOW XMAS 2020】のペアリング記事でも紹介しましたが、特約販売店さんで購入することが出来ます。
同じことを書いてもしょうがないので、今回購入した際の実体験をもとに手に入れる方法を紹介します。
AKABUさんの季節限定のお酒を確実に購入したい場合は、
赤武酒造さんは岩手県にある酒蔵さんのため、近所の県にお住まいの方は蔵出し当日に特約店さんの店頭に並ぶかもしれません。
わたしの住む関東地域は「Instagramで蔵出し情報が出た翌日の夕方」に買いに行った際に入荷をしていました。
地域で、特約販売店さんへの入荷タイミングは少しずれがあるかもしれません。
ですが共通項目は【すぐに売り切れてしまう】ことです。
前回、SNOW XMASの時は発売を知ったのが遅かったため入荷から1週間ほどしてから酒屋さんへ行ったら売り切れていました。
「どれくらいでなくなりましたか？」
と聞いたところ、店頭に並べて2～3日で売れてしまった。とのこと。
入荷本数もありますが、「早く入手しないと無くなっちゃう日本酒」と覚えておくと残念な思いをしなくて済みます。
特殊的製法 ：にごりさけの生酒
アルコール分：13%
原材料名 ：米（国産）、米麴（国産）
原材米名 ：記載なし
精米歩合 ：60％
作品仕様 ：内容量720ml
製造所 ：赤武酒造株式会社
所在地 ：岩手県盛岡市北飯岡1-8-60
価格 ：1980円（税込）
ケンタッキー・フライド・チキンに合う日本酒は？
という企画第3弾で今回は「AKABU SNOW EXTRA 2021」を合わせてみましたが、
そして、
SNOWシリーズはケンタッキーとベストマッチ！
という結果になりました。（もちろん好みはあるかと思います！）
スノーEXは、スノーXMASよりも
と、EX（エクストラ）という名前の通り、贅沢気分を味わえる日本酒でした。
両方ともまた飲みたい！この2つで味比べしたい！今年の12月が待ち遠しいです。
今回もとても美味しい体験でした♪ありがとうございました。
＼AKABU SNOW Xmasはこちら／
