群馬県藤岡市にある「松屋酒造株式会社」さんの醸す「流輝(るか)」という銘柄の日本酒はご存じでしょうか?
今回は、その流輝の中でも特別な別誂(べつあつらえ)シリーズ
という2種類の日本酒を飲み比べてみました。
こちらの2本は「不定期出荷」となるお酒で出荷時期は決まっていません。
\発売されたらぜひ飲みたい!/
そんな日本酒となっています。
どんな味わいの日本酒だったのか?
早速、見ていってみましょう!
あなたは日本酒を飲んだ中で「自分で見付けた好みの1本」はありますか?
わたしは「ねこと日本酒」のメディアをスタートする前は、近所のいつもの酒屋さんで購入できる銘柄だけが好きな日本酒の全てでした。
今では都内まで足を運びさまざまな酒販店さんを訪れ、地元では売っていない「新たな銘柄の日本酒」に出逢いに行っています。
ですが当時は、地酒には限定流通の特約店制度があることなど知らなかったため、身近でいつも目にして買える日本酒のことしか知りませんでした。
そんな中、はじめて「ひとり呑み」をした際に出逢ってしまったのが松屋酒造さんの「流輝」です。
見たことも聞いたことも無い銘柄です。
ですが飲んで「好きなやつ!」と思い、桃色(ももいろ)流輝を自分で買って飲んでみて「やっぱり好きだ!」と再確認をしました。
\わたしの好みにドンピシャ!/
それが流輝(るか)という日本酒で、わたしが自分で見付けたわたし好みの銘柄の1本です。(出してくれたのは飲食店の店長さんですが/笑)
↓↓流輝ずきを熱く語っている記事はこちら↓↓
↓↓はじめてひとり呑みしたお店はこちら↓↓
そして今回購入したMelissa(メリッサ)とMorpho(モルフォ)は2021年に発売されたお酒になります。
のお酒です。
※2022年2月現在、別バージョンのメリッサが発売中です!
実はこの年に、松屋酒造さんの蔵元杜氏となる松原広幸さんが酒造りをはじめ15年にして【全国新酒鑑評会で金賞】を受賞されました。
といった内容での出荷となり「金賞受賞酒」の味わいをまさに体感できるお酒となりました。
全国新酒鑑評会(ぜんこくしんしゅかんぴょうかい)は、簡単に言うと日本酒造りの技術向上のためのコンテストです。
もともと明治時代よりスタートし、現在も続いている毎年開催される全国規模の新酒の鑑評会です。
参加するのは各蔵元さんの自由で、入賞酒の中でも特に優れたお酒に「金賞」が与えらえます。
金賞=順位ではなく、確かな品質と技術が認められたお酒に与えられるもので令和2酒造年度では出品数821点・入賞酒413点・金賞酒207点となりました。
この207点のうちの1点が流輝の純米大吟醸のお酒になります。
ブラックのラベルに白抜きの「流輝」の文字、そしてブルーの蝶が印象的なこちらのお酒。
この色合い、カッコ良くて好きです。
さらに蝶々でモルフォって…カッコいいのに可愛いさもあり素敵なラベルですよね。
ラベルの裏には【美しい蝶モルフォをイメージした大人の味わい】と記載されていました。
公式サイトには、
流輝シリーズの中でもハイクラスのお米を使用しています。火入れを施した綺麗なテイストです。
と紹介がありました。
流輝の中でも純米大吟醸スペックのお酒はこちらのモルフォのみとなっています。
今回購入したモルフォには「金賞受賞」の首掛けがしっかりと掛けられていました。
ブラックのラベルに白抜きの「流輝」の文字、そしてイラストはゴールドの蜜蜂。
実は最初、パッと見で蜜蜂とは気付かず「稲穂」(純米のお酒だし)のイラストだと思っていたのは内緒です。
今見るとしっかり「蜂」ですね(笑)
そして、メリッサという名前はなんだか可愛い命名ですよね。
調べてみるとギリシャ語で蜜蜂のことをメリッサと言うようで、モルフォ(蝶)と対にしたとのことです(なるほど)
Melissaはコロナ過となる2020年に新発売したお酒で、大変な中でも、働き蜂のように頑張って働く人たちに向けリーズナブルな価格での発売となりました。
そして【蔵人たちが蜜蜂の様な心で一生懸命に仕込んだお酒】としても表現されているとのことです。
こちらのメリッサは、データ非公開の勝負酒!
通常、この価格では出せないスペックのお酒がメリッサです。
今回いただいたお酒は「ver.収穫期 ~a harvest season~」で、飲み比べの純米大吟醸のモルフォと同じ酵母で仕込まれています。
そして、この記事を書いている2月24日現在、新たなメリッサが絶賛発売中となっています。
その内容は、松屋酒造さん初めての試みとなる「生酛(きもと)」造りとなっていて、ファースト生酛で生産量が少ないとのこと。
流輝の生酛!こちらのメリッサも気になりますね…!
さらに調べてみたところ、Melissa(メリッサ)とMorpho(モルフォ)について松屋酒造のお酒を醸している松原広幸さんがお話しされているYouTube動画を発見しました。
気になったあなたはぜひご一緒にどうぞ!
群馬SAKETSUGU【流輝】モルフォとメリッサ商品紹介(松屋酒造)
https://www.youtube.com/watch?v=-mQxw5LGJJ4
発売時期の異なるこちらの2本は、同時の飲み比べではなく別々の日に飲んでいます。
流輝は地元で購入できないお酒なので、東京の酒屋さんに行ったときに「出逢えたら買う!」というのが現在の購入方法です。
こちらの2本は金賞受賞に関連しているとのことで自ら出逢いに行きました。
どんな味わいだったのか?
実際に飲んでみた感想を書いていきたいと思います。
先にいただいたのは、金賞受賞酒と同じ醪(もろみ)から醸されたこちら。
開栓までは日本酒セラーSAKE CABINETにてマイナス5℃で保管していました。
6月に購入して、9月に飲んでいます。
華やかな香り。
甘くて青りんごみたいな香りがします。
うん、甘みがとっても美味しい!
流輝の甘み、他との違いをうまく表現できないのですがとても好きなんです(語彙力)
そして、マスカットみたいな酸味のやわらかさ。
でも後口が不思議。
キレ…ない!
キレそうでキレない。
お米過ぎずに、酸味感がまとめてくれる感じです。
入りの甘みがとても好きです。
ささみの海苔巻き揚げは、甘みがおいしくなりました。
そしてスッとキレイ。
サラダマヨは、マヨネーズとお酒の酸味が合います。
甘みがきゅーんとUPして、洋ナシっぽさも感じます。
やわらかい甘味からの酸。
飲んでいるとアルコール度数を高く感じました。
実際は15度。なるほど。
流輝好きのわたしからすると、後口のスッと去ってゆく感じがキレイすぎて物足りない…
もっと余韻を感じていたいな…と思いました。
続いては、金賞受賞のモルフォと同じ酵母を使用し醸されたこちら。
9月に購入して、飲んだのは11月となります。
こちらのお酒はマイナス5度ではなく、冷蔵庫(0度)にて保管をしていました。
グラスに注ぐといい香りがふわふわと漂ってきます。
甘みがギュッとフルーティ。
甘くて果肉がジュワっとするようなメロン。
そして、甘さたっぷり酸味もあるパインのような香りもします。
甘~い!
お花の蜜のような甘さからの、ふわっとさわやかにキレてゆきます。
最後は、鼻と口にお米の甘さがふんわりと残ります。
流輝のお酒にしてはしっかりキレを感じます。
モルフォにも後口にキレさを感じましたが、メリッサの方がキレさそしてしっかりと厚み&旨みを感じるお酒です。
でもやっぱり甘みが好きです。
酸味が良い感じにまとめてくれます。
常温に近づくとキレ感が気にならなくなり、甘みがふんわりして美味しいです。
もつ鍋を食べてから飲んでみると、甘みがUPしました!
味噌のまったりとした甘さとお酒の甘さが合います!
酸味のあるお酒なので、さわやさわも出て美味しくもつ鍋を食べることができます。
メリッサの香りが甘いかな?と思いつつも一緒にいただいていると思わず「おいしいな。」と声が出ちゃいます。
キレなどありません。
冷たいのよりも常温に近いほうが美味しく飲めるお酒だと思います。
甘旨~♪
そんなこんなで飲み切ってしまいました。
おいしかったです。
ごちそうさまでした!
今回は、全国新酒鑑評会で金賞受賞に関連した流輝の「モルフォ」と「メリッサ」を飲み比べてみました。
といった味わいでした。
こちらの2本は毎回同じ内容で発売されるお酒ではありません。
特にメリッサは、2月現在「生酛(きもと)」造りで醸されたお酒が発売中です。
「いつもとはひと味違った流輝」
を愉しみたい人におすすめの2本だと思います。
発売は不定期となりますので松屋酒造さんのInstagramをチェックしておくと「次は何が発売されるのか?」分かるためお勧めです。
松屋酒造株式会社Instagram
https://www.instagram.com/lukamatsuyabrew/
流輝(るか)は、松屋酒造さんの蔵では販売していない「特約店限定」販売となる日本酒です。
公式サイトでは「お問合せフォーム」より連絡することでお近くの特約店さんを紹介してもらうことができます。
わたしは特約店さんが近くに無いため、
にて購入をしています。
インターネットで購入したい場合は、
【流輝 特約店】
【流輝 正規販売店】
といったキーワードで、GoogleやYahoo!検索をすると見つけることができます。
例えば、
などで購入することが可能です。
また、栃木県内でしたら高崎にある「大塚酒店」さんが日本一流輝を応援くださっていると松原さんがTwitterにてコメントしていました。
ネット販売は行っていませんが、さまざまな種類の流輝を購入できます。
逃してしまった季節限定酒も購入できるかもしれません。
特定名称 :純米大吟醸
原材料名 :米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 :兵庫県産 山田錦100%使用
精米歩合 :40%
使用酵母 :10号系
アルコール分:15度
仕様 :一回火入
内容量 :720ml
価格 :2,255円(税込)
特定名称 :純米
原材料名 :米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 :非公開
精米歩合 :60%
使用酵母 :10号系(令和02BY/通常非公開)
アルコール分:15度
仕様 :一回火入
内容量 :720ml
価格 :1,265円(税込)※お酒のスペックにより変わります
製造者 :松屋酒造株式会社/群馬県藤岡市藤岡乙180
公式サイト :https://matsuya-sakebrewery.jp/
Twitter :https://twitter.com/lukamatsuyabrew
Instagram :https://www.instagram.com/lukamatsuyabrew/
あなたは流輝(るか)という日本酒を飲んだことはありますか?
わたしは大好きな銘柄で、特に現在絶賛発売中となる季節限定酒の「ももいろ流輝」は一升瓶で買うほど好きな銘柄です。
まだ飲んだことのないあなたは、ぜひピンクの日本酒「ももいろ流輝」を飲んでみてくださいね。
ももいろの第2弾は3月頃発売されるかと思います!
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