秋田県にある5つの蔵元集団より結成された酒蔵ユニット「NEXT FIVE」(ねくすとふぁいぶ)をご存じでしょうか?
日本酒愛好家の人たちの間では有名で、毎年注目されているNEXT FIVE。
そのメンバーとして、やはり1番に名前が挙がるのは「新政 No.6」(ナンバーシックス)を醸す新政酒造の8代目蔵元・佐藤祐輔さんです。
2010年に当時「若手蔵元集団」として発足したNEXT FIVEは、ユニットとして5蔵共同でひとつの日本酒を醸す「共同醸造酒」をほぼ毎年1度発売していました。
2021年は販売自粛のためその発売はありませんでしたが、2022年の今年は2年ぶりにNEXT5としてのお酒が発売されることとなりました。
その名前は
果たしてどんなお酒なのか?
こちらの記事では、購入方法などと共にNEXT5 Colors 2022についてまとめてゆきたいと思います。
5つの秋田県にある蔵元さんたちによるユニットNEX5のメンバーは下記の通りです。
実はわたくし「NEX5」の存在を知ったのは、ねこと日本酒のメディアを開始した2020年でした。
それまでは新政酒造さん以外の蔵元さんについて、その日本酒を見たことも飲んだことも無く全く知りませんでした。
ですがこのNEXT5がきっかけとなり、メンバーである他の酒蔵さんの日本酒も少しずつ飲んでみているところです(現在進行形)。
当サイトで実際に飲み、記事にしたのは例えば下記のお酒になります。
\春霞(はるかすみ)六号酵母/
\山本うきうき/
そして初めてのNEXT5のお酒は、2020年に10周年を迎えフランスのパティシエ・ショコラティエであるピエール・エルメさんとコラボした「NEXT5 Ispahan 2020」でした。
NEXT5の日本酒は、共同醸造酒としてホスト蔵を毎年ローテーションさせ「1本」醸されており2020年は「山本酒造店」さんがホスト蔵となりました。
詳細は下記の記事で確認可能です。
\NEXT5 Ispahan 2020とは?/
この時に「ゆきの美人の小林さんがそろそろ引退?」「新しい世代との入れ替わりもあり?」「現在の5人で造る日本酒は今回が最後かも?」といった話もありました。
5蔵での共同醸造酒はもう飲めないの?
と今後の動向が気になるところで、2022年の今年は「NEXT5 Colors 2022」が発売されることとなりました。
これまでのNEXT FIVEはひとつのお酒を醸す「共同醸造酒」でしたが、2022年のNEXT5の日本酒は
といった内容で、同じ酒米を使用する以外は各蔵の創造性に委ねられそれぞれの酒蔵さんの個性を飲み比べ出来る内容となりました。
ちなみに「THE HARVEST」で使用されたボトルは人気があり、フランス・パリを拠点に活動するフランス政府公認建築家・田根剛(たねつよし)さんがデザインされました。
ボトルの表面の凹凸は、下から上に上がるにつれて玄米から精米歩合40%までのサイズや形が異なる「実際のお米」から型どり酒米を表現されています。
HARVEST(ハーウ゛ェスト)2017は「透明」のボトルでしたが、今回のColors(カラーズ)2022では蔵によって異なる「5色」かつ「グラデーション」仕様での登場となりました。
気になる発売順は下記の通りです。
その名も、「 NEXT5 Colors 2022 Harukasumi」(はるかすみ)
※販売終了!
Next5企画は当蔵の出番となりました。ボトルデザインの田根剛さんは、かつて中田英寿さんからご紹介いただきました。この縁を大切にしまして、今回sakenomyでの先行発売をさせていただいております。なお、パッケージデザインは当蔵で担当しています。よろしくお願い申し上げます pic.twitter.com/MeJAh7G5xK
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) September 5, 2022
その名も、「 NEXT5 Colors 2022 Aramasa」(あらまさ)
道内にお住いの方限定で、土井商店さんにて新政 NEXT5 COLOR’S 2022の抽選に申し込むことが可能です。
参加条件は下記の通り。
申込の〆切は2022年9月30日(金) 19時まで!
注意事項などもありますので、詳細は下記の土井商店さんのサイトにてご確認ください。
https://sake-doi.com/doisyouten/infomation/next5-aramasa/
※販売終了!
そういえば、うちの番だった! pic.twitter.com/kv1QQ5EKgT
— ゆきの美人 小林忠彦 (@yukino_bijin) October 3, 2022
その名も、「 NEXT5 Colors 2022 Yukinobijin」(ゆきのびじん)
※販売終了!
今月のNEXT FIVEのCOLORSはうちの担当。スタッフが年に数回あるかないかの1時間残業をして出荷準備中。赤は元気ややる気が芽生えたり、気分を昂揚させたりする効果があるとのこと。盛り上がって行こー! pic.twitter.com/JglxDbHlGm
— 秋田の山本ですが (@shirataki1901) November 15, 2022
その名も、「 NEXT5 Colors 2022 Yamamoto」(やまもと)
※販売終了!
その名も、「 NEXT5 Colors 2022 Ippakusuisei」(いっぱくすいせい)
※販売終了!
8月22日現在、第一弾となる「春霞(はるかすみ)」はすでに発売が開始していますが、購入方法について分かっている内容を書いてゆきたいと思います。
販売方法に関しては下記の2種類があります。
ですがNEXT5のお酒は、基本的に上記の蔵元さんの日本酒を取り扱っている「特約販売店さん」での購入が必要となります。
どの酒販店さんでも買える訳ではありません。
その特約販売店さんによって「販売方法が異なり」1本ずつ購入が必要な場合、1本目の購入ができれば5本全て購入させてもらえる場合…など酒販店さんにより違いがあります。
また、特約販売店さんによって「入荷本数も異なり」あの特約店さんは売り切れていたけど、この特約店さんはまだあった!ということもあります。
そして、特約販売店さんによって「購入する方法」も異なります。
ですがそのためには、まず「特約店さん」を知る必要があります。
また、
という点です。
つまり、5蔵の内「春霞」しか取り扱っていない場合、NEXT5のお酒は「春霞」しか入荷しないということです。
ですので「5種セットで販売してくれる特約店さん」は全ての蔵元さんのお酒を普段から扱っている酒販店さんに限られます。
もちろん、5蔵全てのお酒を取り扱っていても「1本ずつ」購入が必要な場合もあります。
こちらは、販売方法は特約店さんに全て委ねられているためです。
また、特約店だけど「飲食店さんの分しかない場合もある」ということも考えられます。(極少量入荷のため)
そのため
というステップが必須になります。
酒蔵さんによって、全ての買えるお店を記載している場合と一部の特約店さん、そもそも一覧などの用意がない場合など異なりますが、買えるお店のリンクを貼っておきます。
また、直接酒蔵さんに電話やメールで問い合わせることによって「近くの取扱店さん」を教えてもらえますので公式サイトもご一緒にご覧ください。
こちらはもうすでに終了していますが、秋田県にあるアキモト酒店さんでは事前予約を行っていました。
ネットで予約案内を公開している酒販店さんはほとんど無いため、やはりお近くの特約店さんに聞いてみるのが一番早いかと思います。
「近くに特約店さんがない!」
「ネットで買えないの?」
今回、特約店さんとは別に多くの人がNEXT5の日本酒を購入できる場所が設けられています。
それが「Sakenomy(サケノミー)」という、各酒蔵から「蔵直」で日本酒が購入できるサイトです。
NEXT FIVEより新商品「NEXT5 Colors 2022」が登場!!
Sakenomyで限定販売いたします👏5ヶ月に渡り販売される、記念すべき第1弾「春霞」は明日8月10日より販売開始いたします。
予約商品、お一人様(一家族)1点限りの限定販売になっております。
— Sakenomy (@Sakenomy_JP) August 9, 2022
という形で購入することが可能です。
すでに春霞の販売は終了していますが、12月までの各蔵それぞれ限定300本分の日本酒を用意しています。
第二弾は、9月に販売予定の「新政」です。
注意事項などもありますので、気になったあなたはサイトにてご確認ください。
抽選販売に関しても、ネットで公開している特約店さんはほとんどないです。
ですが、メルマガに登録しておくと抽選販売の案内がメールで届く酒販店さんはあります。
そんな中「5種セット」をWEBにて抽選販売をしてくれる特約店さんがありましたので記載しておきます。
といった内容で申し込みが可能です。
他にも注意点などありますので、気になったあなたはサイトにてご確認ください。
画像引用:NEXT5 Facebook
今回のNEXT5 COLORS発売に伴い、秋田県のゲストハウスヴァレリアーノにてリアルイベントが開催されました。
チケットの発売は、1月6日(金)の12時からスタートとなりましたが約1時間半で完売!その後、追加分も発売されましたが即完売となる人気ぶりでした。
秋田県は遠いため、わたしは今回自宅でLive配信にて楽しませていただきました。
アーカイブは残らないためその時の様子は現在、見ることは出来ませんが新政酒造の8代目蔵元・佐藤祐輔さんが案内をしてくれました。
また、春霞の栗林さんはリモート出演となりましたがNEXT5の蔵元によるトークもありとても楽しかったです。
会場の様子は佐藤祐輔さんのTwitterを引用させていただきますね。
いつのまにか開演三十分前です pic.twitter.com/TtAN9DP33m
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) January 27, 2023
着々と準備しております pic.twitter.com/k89JIeZZWE
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) January 27, 2023
なお、イベント来場者限定で「NEXT5 COLORS 5本セット」の購入抽選があり当選者はセット購入ができるという特典がありました。
わたしも行ったら抽選に参加したのに!( つω` *)くぅ~~
2022年で、NEXT5は結成から12年の歳月が経ちました。
今回はその12年の歳月で5蔵が身につけた蔵の特色を味わえる「総決算的なお酒」となっているとのことです。
全ての蔵で扱う酒米は「改良信交」(かいりょうしんこう)という秋田県産の酒造好適米です。
それぞれの酒蔵さんが醸すと「改良信交」の味わいはどう変化するのか?
飲み比べが出来る人は、ぜひじっくりと5蔵の「個性」を味わってみてくださいね。
なお、今回は2020年とは異なり「各蔵から1本ずつ発売」ということでSakenomyさん以外の購入方法が分かり難い点があります。
2020年のNEXT5は、多くの販売店さんがインターネットでの予約を行っていたためとても購入しやすかった印象があります。
今年はネット予約はほとんど行われず、直接特約店さんへの問い合わせが必要になります。
購入方法についてまた何か情報を入手した際は追記してゆきたいと思います。
\第1弾・春霞を飲んだ感想はこちら/